sideあなたの下の名前
私、桜庭あなたの下の名前は、今日からこの学校に通う。
いや、厳密に言うと住む、かな。この学校は寮があるから。
私が編入するのは西園寺学園
全国トップレベルの進学校だが、裏では____暴走族の監獄と呼ばれている。
まあ、そんなことはどうでもいい。私はある人に会いたくてここにきたんだから。
私は写真の中の最愛の人に向かって、そう呟いた。
まずは、、職員室に行けばいいんだっけ。
こんなに広いのに、迷わないか心配だな。
そっけなかったけどいい人だったな。
ここが職員室、よし。
先生はそう言って中に入って行った。
なんだか、気の弱そうな人だなぁ。
よし、ここに冬夜がいるかもなんだ。よし、行くぞ。
そうして周りを見渡す。
そこには、、冬夜がいた。
冬夜だ、、!
喜びと緊張で高鳴る心臓を抑えて、私は言葉を発した。
や、やった!あわよくば近くになればいいな〜って思ってたけどまさか隣になれるとは、、!あの先生に感謝しなきゃな。
隣に微笑みかける。私の頬は少し火照っているだろう。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。