落ち着きを取り戻し、そばにいるナムギュとミンスに話し始める。
2人は真剣な顔でこちらの目を見ている。
ピンクの仮面たちはさっきの殺し合いで死んだ人の処理や汚れたシーツの取り替えを済ませると、出口のところに集まった。
ナムギュに腕をひかれながら重い足取りでベッドに戻る。
ベッドに座ると、ナムギュが声をかける。
プツン(電気が消える音)
カウントダウンが終わり電気が消える。あの恐ろしい乱闘があり、大事な仲間であるセミを失った今、恐ろしさや悲しみや怒りなどの負の感情が複雑に絡み合って眠れる気がしない。
眠れずに起き上がり、座った体制になる。暗さに慣れた目で辺りを見渡しているとナムギュがこちらのベッドのところまで来て話しかけてきた。
私がグーを出し、ナムギュがパーを出した。
堪えているのにどんどん出てくる涙をナムギュが袖で拭く。背中をトントンされるとだいぶ落ち着いてきた。
〜中学生の頃を回想〜
ヤンチャな人たちが3人、角から大笑いしながら出てくる。未成年でタバコを吸ったり、日常茶飯事でガラスを割ったりする人たちで、校内でもかなり有名な問題児だ。
すると、ヤンチャな男3人が1人ずつ順番に私を平手打ちしてきた。
チョンは暴力は振るわないものの近くのベンチに座ってずっと笑いながら見ている。
私は大人しく叩かれることしかできなかった。
暴力はヒートアップし、蹴られたり、頭からジュースをかけられたりした。
ヤンチャな男3人は飽きると、汚物を見るような目で私を見下ろしその場を去った。
倒れている私にチョンが近づき、しゃがんでじっとこちらを見ていた。
そう言ってチョンはスタスタと立ち去った。
〜回想終わり〜
ナムギュの表情がぱあっと明るくなる
ナムギュはラブシャッの状況を説明するために私の腕を組んできた
手を差し出し、握手をした。
あれ、私こんなに笑ったの初めてだな……そういえばこんなに泣いたのも今日が初めてだ……
私の知らなかった感情がたくさんだ…
横になり布団をかけ、右隣のナムギュの寝顔を見つめる。
人の寝顔見て心が温かくなるのも初めてだな…
歳上の怖そうな男性なのにこの人を守ってあげたいって思っちゃうな…母性本能ってやつ…?笑
守る…か、そういえば最初のゲームの時はナムギュが手を差し伸べてくれてずっと私の前にいてくれてたな…次のゲームの時も1人でいたらチームに呼んでくれたし、トイレでリンチされた時も1番に駆けつけて助けてくれたな……
ナムギュは、たまに口悪くて生意気な時あるけど、なんだかんだでいつも私の事守っててくれてたんだよな
あんなヤク中好きになるわけないってずっと思ってたけど、あの時みたいに傷つきたくなくてブレーキかけてしまってただけだったのかもな…
ヤク中でも刺青でもチャラ男でも関係ない、法律違反クソ喰らえ!!私はこの人のことがきっと好き…!!この今までにないくらい暖かくて幸せな気持ち、すごく大切にしたい…
ナムギュとの距離が急速に縮まった回でした!
ここでのこだわりポイントは、ナムギュと主人公は一見お互い正反対で別世界の2人…だと思いきや、実はお互い向き合って話してみると似ている2人だったという展開です💭
ナムギュの番号が124なのに対し、主人公は421なのですが、これは並んでいると全然違う番号に見えるけど、向かい合うと同じ並びになる、鏡のような2人を表すために主人公の番号を設定していました!
そして、今日もお気に入りも増えていてとっても嬉しい〜!
そしてそして、スポットライトが2名またいらっしゃってて…!!名無しさん、玲さんありがとうございます😭💞
次回は少しだけ、この物語から抜けて寄り道回、つまり番外編を投稿する予定です!これも結構凝ったので読んでもらえると嬉しいです☺️













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。