なんでこんな事なったんやろ
もう三十分たったで
いつまで授業すんねん
いや、分からんでいいやん良いやん
じゃなくて、良いなー時雨と小町
授業しんでよくて
ーーー三十分前ーーー
てか、林純也は数学の教師なはずやけど
えっなんか申し訳ない
まぁ、謝っても何も始まらんし
さっさと座るか
「世界の決まり」?
聞いたことない話やなどんなんやろ
男の子は世界の決まりを見つけました
しかし、その決まりは男の子にとって悲惨なものでした
「1、いかなる時も諦めてはいけない」
男の子には無理でした
だって、男の子は諦めたんです。
諦めたから、世界の決まりを見つけたんです
"遅かった"
男の子はもっと早く気づくべきでした。たとえ、全てを失ったって諦めたら駄目だったと
何故なら、諦めなければまだ助かったはずだから。諦めなければ気づかずに居れたから
「2、いかなる時も忘れてはいけない」
男の子は必死になって考えました、何を忘れてはいけないのか、でも無理でした
だって、男の子は忘れていたから。もうすでに忘れてしまっていたから、
男の子は思いました、きっとこの世界は
なんだと
いやいや
ぜんっぜんわからん
逆に分かるん?
黒常修治すげぇ
てかめっちゃネガティブな考えやん
うーん
よく分からんなぁ
じゃ、な、く、て、
どうゆうこと?
聞きたかった
でもさ、ちょっと哀しそうな顔されたら聞けへんやん
ピーンポーンパーンポーン
『次はみんなお待ちかね、お昼の時間だよ、
三年一組に行ってね』
あーあ
気付かんかったら良かった
なんでそんな恐れた顔するん?
橙坂明?
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テコテコ





















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。