第61話

モヤモヤ
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2026/07/06 11:28 更新
 今日は球技大会。この日は、憂鬱になる。
 元A組だった私が何言ってんのって話になるけど、E組のみんなだって人間なんだから、いじめみたいに接するのは良くないかなって、ずっと、モヤモヤしている。
 今日は、そんなE組が見世物にされる、とっても嫌な日。
 でも、今年は違う。E組は、暗殺者として育てられ、球技も、人外の殺せんせーに教えてもらった。
「大丈夫、いい感じに盛り下げるよ」
「メグちゃん…」
 ちょっと不安そうな私の顔を見てか、メグちゃんがそう言ってくれた。
 そうだよね、私たちだって、男子たちだって、そんなに弱くないんだから。
「うん!がんばろ!」
 そう言うとメグちゃんは、満足そうに笑った。
 女子の試合が終わる。負けてしまったけれど、ギリギリだったから盛り下げられたのかなって思う。
「ごめんねみんな…女バスの主将キャプテンの胸に殺意が沸いて周りが見えなくなっちゃって…」
「大丈夫だよ、カエデちゃん。負けちゃったけど、ちょっとくらい本校舎の人達を見返せたじゃない」
 そう、勝つのが目的じゃない。もちろん勝ちたいけれど私は、E組への軽蔑を無くしたいだけなんだ。
「っていうかさ…」
「ん?」
「茅野っちって、巨乳に殺意沸くけど、あなたの下の名前には全然だよね」
 言われてみれば確かに…私カエデちゃんに殺意を向けられたことはないかも。
 ってか、巨乳って言われるとちょっと恥ずかしくなってきた…
「あなたの下の名前ちゃんは別なの!」
 そんな風に話しながらE組と野球部のエキシビションに向かう。
 着いた先では、バント作戦が成功して点数を取ったであろう点数ボードと、バントの構えをしている野球部、そして、監督の席に座った理事長先生と洗脳中の進藤くんが居た。

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