〜甘味処/店内〜
煉獄:さぁ!食べてくれ‼
(愛絵里と対面に座り、上記を良い)
愛絵里:……………
(愛絵里のテーブルにおはぎが乗ったお皿等が並べられていて)
炭治郎:すごいなぁ、煉獄さん
(離れた席で、煉獄達を見ていて)
善逸:どっちかと言うと、無理矢理押し通しただけだと思う
(愛絵里ちゃん、眼中にないって雰囲気だったしと言い)
しのぶ:私も、善逸くんに同意ですね
炭治郎:愛絵里の師範ってどんな人なんですか?
しのぶ:そうですね………
名前は『不死川実弥』と言います
鬼殺隊の風柱の地位に着いています
鬼殺隊の中でも、鬼嫌いは1、2を争いますね
炭治郎:そんな人に、愛絵里は拾われたっ
しのぶ:不死川さんが愛絵里さんを拾った時は今より痩せ細っていましたね
炭治郎:えっ⁈
しのぶ:不死川さんがお世話をして漸く、今の身体になりましたから
善逸:愛絵里ちゃんが拾われた時は、どんな状態だったんですか?
しのぶ:私も不死川さんから聞いた限りですから詳しくは分かりません
ですが、不死川さん曰く…目を離したら直ぐに居なくなりそうな程危ういだそうです
炭治郎:っ
しのぶ:愛絵里さんを蝶屋敷に連れて来た時の不死川さんはとても焦った表情をしていましたし
炭治郎:……………
(心:俺が見付けられなかったせいでっ)
しのぶ:不死川さんから全集中の呼吸を学び、そして呼吸を習得したんです
主(メイン)で使用しているのは不死川さんと同じ風の呼吸ですね
善逸:主(メイン)?
しのぶ:えぇ
本来は、違う呼吸が主(メイン)なんですが敢えて風の呼吸を主に使っていると不死川さんから聞いています
不死川さん曰く、俺の秘蔵っ子だ
そう簡単に手の内を晒すなんてあるわけねぇよ…と返されましたね
炭治郎:……………
しのぶ:それに、愛絵里さんは階級は炭治郎くん達より上なんです
柱のすぐ下の階級で『柱候補』の最有力なんですよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。