未華子ちゃんフジくん宅で始まったカニ鍋パ。
こーすけ、ヒラくん、キヨくん私と。
今日はもうひとり、初めましての人が居た。
あさみちゃん。小柄な女の子で
保育士免許を持つ、お酒つよつよの23歳。
なんと、こーすけの彼女!
未華子ちゃんがタルトを準備してくれていると、男チームはフジくんの部屋に行ってしまい
リビングは女3人になった。
スマホのカメラで見たら本当に目が赤くなってた。
勿論、それも理由のひとつだけど。
目が赤くなってたのは、
キヨくんが私を意識したのは高3の頃から、と話してくれた事が予想外でびっくりして、嬉しかったのと。
その後に、初めてしたキスがとんでもなく優しかった事に感動してしまい、涙が滲んだからだった。
元彼女が家に押し掛けてきた?とは???
あさみちゃんに申し訳なさそうに謝られた。
そこから3人で、惚気暴露女子トークが始まり
リビングで盛り上がっているのを察した男チームはしばらくフジくんの部屋から出てこなかった。
「元彼女が家に押し掛けて来た」
だからキヨくんは、この前私に元彼と連絡を取っているか?会っているか?なんて聞いてきたのかな。
自分にそういう事が起こったから、気になったのかな、と思った。
私は、1ミリも気にならないと言ったら嘘になるけれど、でもキヨくんに確かめる気にはならなかった。
今日は嬉しい事をたくさん聞いたし。
幸せいっぱいだし。
未華子ちゃんの提案で、私たちはLINEグループを作った。
バレンタインが近付いた、ある日のエトワール。
ママからそう連絡が来て、いつもより1時間早く出勤した。
ママから連絡があったのは私の他に潤さん、ケイさん、合わせて3人だった。
1番テーブルに4人で座った。
ソレイユとは、
3月3日六本木にオープンするエトワールの姉妹店。
ママからの打診に、潤さんとケイさんは承諾をした。
けれど、
私は2人とは違って、今この場ですぐに承諾は出来なくて
ママに聞き返した。
そう答えるのが精一杯だった。
色んな心配や、自信の無さの他に
キヨくんからの理解を得られるかも引っ掛かった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!