話題の邦画を観て、映画館の下のゲームセンターで大袋のキャベツ太朗をわちゃわちゃしながらGETし、ガチャガチャを沢山回して遊んでから
タルト屋へ向かった2人。
いちごが山盛りのタルトを買い、近くのワインショップでワインを買ってもまだ
未華子フジ宅に行くには時間が早かった。
初めて密室で2人きりになる環境を作ってしまったあなたの下の名前は、自分から提案したわりにはソワソワと緊張し
またキヨも、同じくソワソワとした。
あなたの下の名前の家に急に行く事になり、表には一切出さないが内心は落ち着かなく緊張していた。
1DKのあなたの下の名前の部屋は
広くはないけどカウンターキッチンで、大きい窓に狭いベランダのお陰で明るく広く感じる造りだ。
エトワールママからもらったどこかの国のココアを淹れるあなたの下の名前と
とりあえずソファに座ったキヨ。
そして…
会話が途切れる2人。
キヨもあなたの下の名前も、「初めて彼氏彼女の部屋に来ました」状態の中高生じゃあるまいし
何も経験が無い訳ではない、のに
なんでこんなにも緊張しているのか。
あなたの下の名前はココアをテーブルに置きながら言った。
会話が途切れてしまうのが心配なあなたの下の名前は、ここぞとばかりにキヨに聞きたい事を聞いた。
全く勝手な言い分であるw
少しだけ暗くなった空気を払拭しようと
あなたの下の名前は質問を続けた。
あなたの下の名前は考えながら思い出しながら、またしてもペラペラと喋り、顔が少しずつ赤くなっていた。
あなたの下の名前は顔を背けて手の甲で頬を冷やした。
それを見たキヨは、覗き込むように体を傾けた。
そう言いながら、キヨは優しくあなたの下の名前を自分の方に向かせると
柔らかく、やさしく、唇を重ねた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!