第23話

合同呪物回収任務
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2024/12/30 09:27 更新
保科宗四郎
あなた、この後お前も試験の様子見に行くか?
(なまえ)
あなた
すんません、ちょっと調べたいことあるんで私はこれで。
亜白ミナ
あれ呪術か。
(なまえ)
あなた
あれ呪術ですね。

私らの意味深な会話に、副隊長は怪訝な顔をしとった。
私は副隊長に呪霊のことを根掘り葉掘り聞かれる前に、そそくさと部屋から出ていった。
(なまえ)
あなた
ほーい、呪物回収行きますよー。
夏油傑
…スースー
伏黒甚爾
…クーカー


(なまえ)
あなた
はは(笑)何だかんだ、仲良しやん。


思わず笑ってしもうた。


治療室の扉を開けると、そこには師匠と夏油さんが居った。

二人は肩を寄せ会いながらソファーの上で寝とった。


伏黒甚爾
…ん。
(なまえ)
あなた
あ、起きました?
伏黒甚爾
お前、隊長のとこ行くって言ってなかったか?
(なまえ)
あなた
行ってきましたよ。

私は師匠に水で濡らしたタオルを渡した。
師匠はそのタオルを自分の顔に当てた。


(なまえ)
あなた
二人とも、もう仲良しさんになったんですか?
伏黒甚爾
あ?知らねーよ。

師匠はソファーから立ち上がって、私にさっき私が渡したタオルを洗面台にかけた。


(なまえ)
あなた
ちょっとー、洗濯機まで持ってってや~。
伏黒甚爾
めんどくせー。
夏油傑
はは、そんなこともできないのかい?
(なまえ)
あなた
起きとったんですか。

声のする方を見ると、ソファーで髪型を整える夏油さんの姿があった。


(なまえ)
あなた
呪物回収行きますよ。
夏油傑
警報が出たのかい?
(なまえ)
あなた
いいえ。
(なまえ)
あなた
呪霊がよう集まっとった例の件、調べてみたんです。
(なまえ)
あなた
そしたら呪力は少ないんですが、量が多い呪物があったんです~。
伏黒甚爾
何でその時回収しなかったんだ。
(なまえ)
あなた
師匠が思っとるよりも、数多いんですよ?
(なまえ)
あなた
多分…スーパーのレジ袋1枚分はありますね。

そう言うと、師匠は大きく目を見開いて驚いとった。

まあ、当たり前やと思うけど。


伏黒甚爾
尋常じゃねぇ…。
(なまえ)
あなた
ですね。
(なまえ)
あなた
だーかーら、三人で行くって言ってますやん。
(なまえ)
あなた
一分で支度して、すぐ外に集合してくださいよ。

私は二人から背を向けて部屋を出た。













そして長い長い防衛隊基地の廊下を歩き、自動ドアの前に立った。
ふと後ろを向いて、目の前に広がる大きな歩道橋のような階段の集いを見た。
私が、こんな大きな組織に関わってしもうたという後悔のような、興奮のような感じを覚えた。


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