第5話

#4
1,938
2019/07/10 07:22



雄登が転校してきてから5ヵ月。あれから最低限のことしか


話して来なかった。もう関わることはないと思ってたのに……








『ただいま〜』






母「あなたちゃんおかえり!」






雄登母「あなたちゃん久しぶりね!」






『おばさん!お久しぶりです!』






雄登母「やっぱり美人になったわねぇ!背も大きくて!
雄登も可愛い幼馴染を持ったわねぇ」







可愛くないし、雄登とはもう何もありません!!






母「あ、そう言えばね?」






『ん?』






母「明日からね?雄登くんの家族とお母さんたちでね、
2週間旅行行ってくるから!」





『旅行?いいじゃん。最近お母さんたち疲れてたから
リラックスできるんじゃない?』





雄登母「それでね?あなたちゃんに
お願いがあるんだけど……」





『なんですか?』






雄登母「おばさん達が旅行行ってる間
雄登と2人で暮らしてくれないかしら!」






『へ?!2人?!ちょっと待って!お母さん!
瑞稀と尚大は?!』





母「瑞稀も尚大もお友達の家でお泊まりよ!」





雄登母「ほら、うちの雄登料理も家事も絶望的でしょ?
あなたちゃんなら家事は完璧だから!」





『はぁ……』





母「明日からだけど今日の夜から行く?!」




雄登母「いいわね!うちのお父さんも
今日早く帰ってくるし!」





『勝手すぎるよ〜…』



















母「じゃあしばらくよろしくね!」






『はいはい。』







何故こんな気まずい時に……



ピンポーン





『開いてる。』






雄登「お邪魔します……」







(何話せばいいんだ……?)






雄登「……俺のこともう好きじゃない……?」






なぜ?!好きに決まってるだろ!?この鈍感やろう!







『……ッ』





雄登「ごめん……変なこと聞いて……」






『いや、別に……』





ピンポーン






雄登「出ていいよ?」






『ごめんッちょっとまってて』





雄登「うん」





『はーい。』





飛貴「あなた!宿題教えて!!!!」






『ちょ、え?!待って待って!』





雄登「……?!」





やばいやばい……






飛貴「誰か居んの?」





『違くて!』




飛貴「じゃあいいじゃん!お邪魔しまーす!」





『あぁ!!』










私最大のピンチです!!!

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