第12話

10 𓈒𓏸𑁍‬
799
2022/02/07 09:54 更新
あなた
莉犬くんに連絡……しなきゃ
スマホを手に取り、莉犬くんとのトーク画面を開いた。
あなた
❲LINE❳
おはよう。今日、学校休むから家来なくて大丈夫だよ。
莉犬くん
莉犬くん
❲LINE❳
おはよう☀そっか、了解!
莉犬くんにLINEを送ってまもなく返信が来た。そっか、莉犬くんは私がロボットだって知って怖いって、気持ち悪いって思ったんだよね。莉犬くんが学校の人に「あなたはロボットだ」なんて言ったら、これから学校行けない。やっぱり私は、私達兄妹はこの時代に、2022年に来ちゃだめな人……いや、来ちゃだめなロボットなんだ。
❲コンコン❳
ころちゃん
ころちゃん
あなた?僕だよ、ころん。
あなた
ころちゃん……。ころちゃんはさ、気持ち悪いって、怖いって思わないの?知ってたの?
ころちゃん
ころちゃん
全然思わないよ。思うわけないでしょーw部屋で話したい。いい?
あなた
ん……
私はゆっくりとベッドから降りて部屋のドアをそっと開けて、またベッドに座った。
ころちゃん
ころちゃん
あなたとなーくんがロボットって、知ってた。
あなた
いつから知ってたの?どうやって知ったの?
ころちゃん
ころちゃん
いつだっけな、小学生になったばっかりの時かな?いや、小学生前だっけ……?まぁいいやwそのくらいのときに、兄ちゃんと一緒にあなたのお母さんおばさんから聞いた。
あなた
……うん
ころちゃんが小学生前後だから、さとちゃんは小学3年生くらいか。そんなに小さい頃からロボットだって知ってて、今まで仲良くてきてくれたんだ。
ころちゃん
ころちゃん
そんくらいちっちゃい頃だから、怖いとか気持ち悪いとかじゃなくて「そんなすごい人が幼馴染みなんだ!」って兄ちゃんと喜んでたよw
あなた
……うん
ころちゃん
ころちゃん
そりゃあ、今聞いてたら怖いって思っちゃうかもだけど、純粋なときに聞いたからさwwwそれ聞いてシンプルに嬉しかった。
あなた
……うん
ころちゃん
ころちゃん
だから、あなたは僕の自慢できる大事な幼馴染みだよ。
あなた
……うん
ころちゃんが楽しそうに話しているのを見て、少し安心した。幼馴染みの力だろうか。
ころちゃん
ころちゃん
んね、「うん」ってなにwwwおもしろw
あなた
あぁ、ごめん。
ころちゃん、ありがとう。
ころちゃん
ころちゃん
ん〜、何が?
あなた
そんなに楽しそうに話してるの見てたら、ちょっと安心した。
ころちゃん
ころちゃん
そりゃあ良かった。
ふと顔を上げて時計を見ると、いつも莉犬くんがインターホンを押しに来てくれている時間を20分ほど過ぎていた。
あなた
ころちゃん……?
ころちゃん
ころちゃん
ん?
あなた
学校、行かなくていいの?
ころちゃんはいつも私より早く学校に着いているのにまだ家に居る。それに、今から学校に向かったとしても登校時間には間に合わない。
ころちゃん
ころちゃん
休む。
あなた
え、ころちゃんが?皆勤賞のころちゃんが?!
ころちゃん
ころちゃん
あなたがいないなら学校楽しくないしーw
あなた
いや、ころちゃん友達いっぱいいるでしょwもうちょっと考えて冗談言ってよw
ころちゃん
ころちゃん
冗談じゃないもんw
❲コンコン❳
なーくん
なーくん
あなたっ
さとちゃん
さとちゃん
やちょ、なーくんが声掛けちゃだめだって!
ジェルくん
ジェルくん
え、なーくんが言わんと!
なーくん
なーくん
え、え、
あなた
ねぇころちゃん、3人何やってるの?
ころちゃん
ころちゃん
分かんない
あなた
ずっと小声で何か言ってるねw
ころちゃん
ころちゃん
僕が出てこよっか?
あなた
うん、おねがーい
ころちゃんはニヤッと笑って楽しそうにドアを開けに立った。

プリ小説オーディオドラマ