赤 「…ｯ」



足が動かない





早く元の場所へ戻りたいのにっ、！













桃 「なぁ、赤。」




桃 「ほんとうはおれたちがいいんだろ、？」




赤 「は、？ （笑」




赤 「そんなわけないだろ…（笑」




そうだよ､おれはもうこいつらとは

                                        赤の他人なんだよ。




ほっといてくれ




















橙 「…嘘つくなよ、」




赤 「…じゃあなに？」




赤 「おれが嘘をついてないとでも言うの？（笑」




赤 「なにそれ、ばかばかしい。」




青 「僕らのこと…嫌いなの､、？」




赤 「…そうだよ（笑」




そう きっとおれは全部嫌いなんだ。




もう前の 赤 には戻りたくはない




赤 「息づく全てがおれを苦しませるんだ」




赤 「だからもう全部壊すんだよ､っ！」





おれが世にも美しい地平線を見られるようにｯ!!





紫 「あかく＿」




赤 「なのにｯ！」




赤 「なに邪魔してくれてるんだよ、ｯ！」




赤 「おれがこうなったのもお前らのせいだ！」




黄 「っ…（涙」




赤 「全部 全部ｯ!! お前らのせいだｯ！」





過去は消えないんだよ。





赤 「『助けて』なんて言葉もｯ」




赤 「『どうにかして欲しい』なんて救いもｯ！」









『とっくに枯れ果てた願いなんだよｯ』









赤 「だからおれは死んでやるんだよっ！」




赤 「全部壊してやる！」




桃 「そんなの間違ってるよっ！」




桃 「何で変わっちゃったんだよｯ、！」




桃 「おれらはｯ､赤のことをっ！」




赤 「ｯ  うるさい…！」





赤 「間違ってんのはお前らの方だろうがｯ､!!」




赤 「おれはなにも変わってないっ！」




赤 「変わったのはっ、！」




赤 「みんなの癖にｯ!!」






おれは一人で生きていくんだよ




助けなんてそんなくだらないものいらない




おれには必要ないんだっ






全てが完璧だった




そう、





赤 「全てが完璧だったんだｯ！」




赤 「おれも幸せっ」





なにより一番は





赤 「神も幸せだったんだよｯ、…！」




赤 「『はやくもどってこい』って、？」




赤 「じゃあ誤って」




赤 「おれの人生を台無しにした事ｯ、！」







赤 「もう疲れたんだよｯ、」




青 「ぐす、っ…」




橙 「ごめんなぁ…（涙拭」




なんでお前らが泣いてるんだよ



















ただおれはっ、！



















あの時おれはｯ














































































助けて欲しいだけだったのに