いつのまにか寝ていたようで、外は暗くなっていた。それにしてもこれだけ風の音が聞こえるのにとても暖かい
目の前に原田の顔が見えるような気がする。寝ぼけつつ下の方に目線をやると抱きしめられていた
そういえば伊吹に頼んで原田を呼んでもらっていたのだ。しかし、なぜ彼が自分の布団の中にいるのか謎である
記憶の片隅にたしかに彼を引き込んだ記憶があった。原田は抱きしめたまま、子をあやす様に頭を撫でる
そっとあなたの苗字の頭を抱き寄せる原田。彼の体温が暖かくてお腹の痛みが少しだけだが和らいだ気がする
原田はあなたの苗字をさらに抱きしめ、頭を撫でる。兄のような原田の手はとても安心して眠気が襲う













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!