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ピピピピ ピピピピ
目覚ましの音が鳴り響く。部屋は散らかり、唯一綺麗と言えるだろうベッドには、少々寝相の悪いボーイが横たわっていた。
日に日に酷くなる頭痛を手で抑え、いつものギアを着用し、持ち武器であるクアッドホッパーホワイトを手に取る。
ナマコフォンを片手に、ボーイはロビーへと向かった。
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((((ノックアウト))))
2試合目をノックアウト勝ちで決め、次の試合までロビーで待機する。
『次の試合が始まります!』
その文字が見え、リオはフラつく体を無理やり起こしながらステージへと向かった。
その様子を、遠くから見つめる少女がいた。
『Rady…GO!』
一斉に皆動き出す。中央を目指して。
そう言い放つと、ラノスは敵の方へ回り込み、ホコ割りに集中していた敵を次々と倒していった。敵は反撃する余地もなく、ただ混乱するのみ。
ユノハナ特有の網の上からホコ割りをしていたリオ。回り込んでいたラノスに気づいており、ラノスにバレないように近づいていたのだった。
後、1発届かず。リオは、その場に倒れ込んだ。
遠くなる意識と共に、リオはまた夢を見る。
一生忘れることのない、共に暮らした記憶。
いなくなってからは、毎日毎日夢に出てくる。
そして、必ず最後に消えるところで目が覚める。そのおかげで、ストレスからか頭や胃がずっと痛い。
後悔をしているのだろうか。
それとも…
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。