副隊長補佐になって数週間
討伐任務だけではなく、部隊運営まで任されるようになった
ようやく”この役職の本当の大変さ”を思い知っていた
そもそも防衛隊史上初の役職らしいし
前例が無さすぎる
机の上には山積みの書類
討伐報告書
装備点検表
隊員のシフト
予算申請est...
どれも副隊長補佐として確認し、判を押さなければならない
誰もいない部屋で呟く
これをふたりで捌いてたってまじ?
えっと...現在時刻は
22:47
消灯時間過ぎてんじゃん
良い子は寝る時間だよもう
気づけば23:30
あはは
時間が経つのが早いな
部屋を出ていく師匠
流れるように私の書類を持ってってくれる師匠は
かっこよすぎますね
全てを捌ききった
日付は当たり前のように変わっている
今日は特に多かったな
全体重を背もたれに預ける
私の椅子は体重をかければかけるほど後ろに倒れていく仕様だ
120°ぐらいの体勢
これは寝れる
ちょっとだけ寝よう
この会話前にもした気がする...
まあいいや
おやすみ
だれ...
今すっごいい気分なの
起こさんとって
回らない頭で時計を見る
6:58
言葉は叱責というより、気遣いだった
師匠もすごいな
私のを少し持ってってくれたから師匠も寝不足な
はずなのに
こうして私の気遣いまでしてくれる
これが大人の余裕ってやつか
私もこうなろ
と、見当違いな思考をしながら
この5秒後には
亜白隊長が迎えに来て発狂することなど
予想にもしなかった
短い!!!!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。