第30話

4-4 最大の試練(自己紹介)
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2025/08/16 16:49 更新
小声と言ってもこちらにも聞こえる声量…

当然サラ・コレット嬢にも聞こえている


コレット嬢は細い眉をヒクヒクと震わせたが

やがて金髪の髪を指でいじりフンと鼻を鳴らした
サラ・コレット
サラ・コレット
もういい。
貴女と話していてもつまらない
(なまえ)
あなた
……ごめんなさい


自分がつまらない存在であることは

嫌になるぐらい自覚している



みんなと同じ話題で盛り上がれない

流行りのものが何一つわからない



興味があるのは数字と魔術だけ




だから俯いて誰とも目を合わせないように

じっとしていることしかできない



今も俯き石のように固まっていると


コレット嬢が突然手を伸ばして私の三つ編みを掴んだ



突然の出来事にヒィッと恐怖に息をのむ

サラ・コレット
サラ・コレット
じっとしてて


と、コレット嬢の鋭い声で言う



コレット嬢はおさげを解いて編み直し始めた


この場に鏡はないため

自分の頭がどんなことになっているのか分からない

やがてコレット嬢が満足そうに頷き
サラ・コレット
サラ・コレット
これでよし!
サラ・コレット
サラ・コレット
ほら、これぐらい簡単なんだから!
できるようになりなさいよ!

そう言ってズカズカと大股で自分の席に戻っていった




ゆっくり自分の頭に指先で触れる

そこには、柔らかな手触りのリボンが揺れていた

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