第2話

2.人を知る旅
623
2024/02/25 04:00 更新
noside



人を知る旅から数十年後


1000歳を優に越した大魔法使いのエルフ、フリーレン


それに加え、御年15歳という魔法戦士、あなた


この二人は現在、とある村に来ていた
あなた
フリーレン様!今日は薬草見つかりました?
フリーレン
うん。大半は見つかったよ
フリーレン
この村とももうすぐお別れだから挨拶しておくんだよ
あなた
はい!もちろんです!
人を知る旅をあなたの母と父としてきたフリーレンは、その頃から比べて大分人の感情が分かるようになった


人との別れを惜しむ気持ちも、人と関わる大切さも
mob
あら、フリーレンさん。あなたちゃん。今お帰りですか?
あなた
はい!明日もお手伝いできることがあったら行ってくださいね!
mob
ふふ、ありがとう
フリーレン
あなた、行くよ
あなた
はーい。それではまた!
元気よく手を振って別れの挨拶をするあなたに、村人もニコニコと控えめに手を振り返していた


人助けが身に付いているのと性格の明るさは父・シュタルク譲りだろう
フリーレン
あなた、魔道書の読み聞かせをしてあげよう。おいで
夜、寝る前の時間になり、フリーレンが一つの魔道書を手に話しかけている
あなた
フリーレン様、わたしはもう子供じゃありません!自分で読めますよ!
フリーレン
フェルンみたいなこと言うね。でもあなた1人だと寝ちゃうでしょ
あなた
ぐっ……、それは……
フリーレン
ほら、早くしないと寝る時間無くなるよ
あなた
…はーい
弱いとこを突かれ、根負けしたあなたがフリーレンの傍に寝転がる


あなたは昔からフリーレンに読み聞かせをして貰ったり、魔法を教えて貰ったり、時にはシュタルクとフェルンの面白い話を聞かせて貰ったりと過ごす時間が長かった


その影響もあって、あなたにとってフリーレンは実家のような安心感がある
フリーレン
ーー魔法は……?あなた、もうウトウトしてる
あなた
…んー……してなぃ、です………
その安心感に駆られもう眠りにかかっているあなた


15歳といえどフリーレンにとって彼女はまだまだ子供


ポンッと頭に手を置き、優しく撫で続けた


そんなことをしているうちにあなたの瞼は重力に逆らうこと無くゆっくりと閉じていった
フリーレン
…おやすみ、あなた
軽く頬を撫で、あなたと向かい合ってフリーレンも眠りについた

プリ小説オーディオドラマ