noside
人を知る旅から数十年後
1000歳を優に越した大魔法使いのエルフ、フリーレン
それに加え、御年15歳という魔法戦士、あなた
この二人は現在、とある村に来ていた
人を知る旅をあなたの母と父としてきたフリーレンは、その頃から比べて大分人の感情が分かるようになった
人との別れを惜しむ気持ちも、人と関わる大切さも
元気よく手を振って別れの挨拶をするあなたに、村人もニコニコと控えめに手を振り返していた
人助けが身に付いているのと性格の明るさは父・シュタルク譲りだろう
夜、寝る前の時間になり、フリーレンが一つの魔道書を手に話しかけている
弱いとこを突かれ、根負けしたあなたがフリーレンの傍に寝転がる
あなたは昔からフリーレンに読み聞かせをして貰ったり、魔法を教えて貰ったり、時にはシュタルクとフェルンの面白い話を聞かせて貰ったりと過ごす時間が長かった
その影響もあって、あなたにとってフリーレンは実家のような安心感がある
その安心感に駆られもう眠りにかかっているあなた
15歳といえどフリーレンにとって彼女はまだまだ子供
ポンッと頭に手を置き、優しく撫で続けた
そんなことをしているうちにあなたの瞼は重力に逆らうこと無くゆっくりと閉じていった
軽く頬を撫で、あなたと向かい合ってフリーレンも眠りについた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!