一週間後
今日はやっとロウくんと話せる日。
靴箱で靴を履き替えていると、隣に誰か来た。
顔を上げるとロウくんだった。
靴を履き替えたから教室に向かおうとすると、小走りでロウくんが隣に来た。
急かしつつも私の歩幅に合わせてくれてある。そういうところが好きなんだ。
教室に入るとライがいた。
教室に入るとロウくんは今日も自席で寝てしまった。
すると、るべちが来た。
るべちは席に荷物を置いて、ロウくんの席に行った。
えちょ、お前何して、?!
ロウくんこっち振り向いたしっ…!
ライはこっち見てニヤニヤしてるし…
るべちに半強制的にロウくんの席に連行される。
嬉しいけど、嬉しいんだけど……
ロウくんの隣の席の椅子を借りて座る。
沈黙気まずいけど、ロウくん横顔やっぱりかっこいいな。目も大きいし髪の毛はサラサラ、白い肌が羨ましい。
もしかしてだけど、引いてみろ作戦効いてる…?!
急にそんなこと言うから変な声出ちゃったじゃん……
後ろの方でるべちが笑ってた。ぜっったい私のこと見て笑ってるし。
振り向いて、るべちの事を睨んでべーってする。ライは「あーあ、星導」とか言ってふざけてるし!
教室を出て、あまり人が来ない階段に腰をかける。
多分教えないけどね。振り向いてほしいからなんて言えるわけ無いじゃん…