第一章【孤独】
物語には必ず終わりがある。
その終わり方には、ハッピーエンドやバッドエンド、いろんな考えがある。
その考えを決めるのは作者であり読者だ。
筆者は伝えたい事を主張し、
読者に直接伝えようとはしない。
それはなぜだろうか?
答えなんて分からない。
その主張を探し、
物語の面白さを見つけ出すのだ。
__人生も同じようなものだ。
自分は何を主張しているのかを隠す。
そして、人から隠された主張が何であるかを考え、
人との関わりを繋いでゆく。
そこから、謎を解きながら生きることの面白さ、
大切さを学ぶものだ。
例外の人間は、
考える事をやめ生きる価値を見出だせていない。
そして死んでいくのだ。
作家。
それが私の仕事。
推理小説、児童小説、色々な小説を書いてきた。
ヒットした事のない、趣味で書いていた小説が、
何故か出版できている。
去年死んだ愛人の夢の作家。
私には荷が重すぎた。
私も例外の人間。
私は考える事をやめた。
人生において、隠すことを諦め、
生きることすらも諦めた。
ただ、彼女に怒られるのではないかと、
死ぬ前に彼女へ土産話でも持って帰った方が良いのか?
毎日毎日同じ事の繰り返し、
所詮は同じ人間なのだから。
さー!新しいのが出てきましたぁ!
伏線系にしようかなと!
コメントいっぱい欲しいです!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。