迎えた体育祭──────────
第1種目目は綱引き
チームの足を引っ張らないように綱を一生懸命引く
みんなで声をかけあって、息を合わせて引く
一緒に綱を引くみんなと頑張りたい気持ちと
青柳くんのチームが勝って、
テントにいる青柳くんが
笑顔を見せるところが見たい気持ちと
色んな感情が入り交じっている
チームの人とハイタッチを交わす青柳くん
結果、綱引きは青柳くんのチームが勝利
悔しい気持ちと、嬉しい気持ちと、
むず痒い感じがする
次は借り物競争のため、1度テントに戻る
借り物競争は、青柳くんが出る種目
どんなお題を引くんだろう……
ピストルの音と同時にみんなが走り出す
お題を引いて確認した青柳くん、一目散に走る、
走った先は、青柳くんのクラスのテント
青柳くんは華森さんを連れて司会者の所まで走っていった
司会者と青柳くんのその言葉を聞いた途端、
ぎゅっと胸が締め付けられ、涙がこぼれそうになった
叶わないとわかっているのに諦められない
ないくんは背中を擦りながら私を慰めてくれる
そして迎えた最終種目、リレー
神様はこんな私に足の速さだけは恵んでくれた
私のチームが1位で走る
そのまま、バトンが近づいてきた
1度さっきのことは忘れ、走ることに集中する
私の前走者が近づいてくる
その応援に言葉では答えられなかったけど
動きで示そうと一生懸命走る
私の次にはアンカーのないくんが待っている
1位でバトンを渡すために必死に食らいつく
2位は青柳くんのチーム
徐々に差を詰められている気がするけど振り向かない
トラックを半周走り、ないくんにバトンを渡した
ほんの少し遅れて青柳くんの手にバトンが渡った
一生懸命汗を流しながらはしる青柳くんはかっこいい
アンカーはトラック1周。
差を詰められそうになりながらも必死に走るないくんを
心の中で応援する
結果、私のチームが1位でゴールした
ないくんのもとに駆け寄り、言葉を交わす
瞬く間にクラスの女子がないくんの周りにたかる
私は埋もれてしまった
すると、華森さんと話す青柳くんの姿が見えた
2人は話しながらテントに戻ろうとする
2人とテントとの間にいる私は、2人とすれ違おうとしている
すれ違いざまに声をかけられ、慌てて返事をする
青柳くんも早かったよ
そう言おうとしたら、華森さんが青柳の名前を呼び
どこかを指さした
その先には学校で人気の先生がいた
青柳くんの腕を掴み走り出す華森さん、
青柳くんもその先生が好きなようで、一緒に走り出す
また、話せなかった
結局体育祭が終わっても話せない
そのまま長い夏休みを迎えようとしていた
ないこside
9年以上も間が空くとこんなにも人は変わるのだろうか
まろは、小さい頃から自分の意志を強く持っていた
本当にうんと小さい頃
3歳くらいの時からそう思っていた
幼いながらにかっこいいなと思っていた記憶がある
なのに、あのまろが、ーーーーーーーーーーしてしまうなんて
思い出して欲しいって言ってたのに
もう、あの頃のことは覚えてないのかもしれない
いりもしない伏線を張ってみました笑笑
今後の話が出た時に、なんの伏線なのかなーと探ってみてください👍🏻
今回も読んで下さりありがとうございます✨
おつりふー!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!