第3話

​第3話:女将さんの不審な動き
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2026/02/27 21:36 更新
摂津の きり丸
……で、俺は夕方の玄関掃除のときによく見るんですよ。
摂津の きり丸
女将さんがお盆にご飯を乗せて、そそくさと二階へ消えていくのを
あなた
へぇ〜。やっぱり誰か住んでるのかな?
食満 留三郎
ふーん。まぁ、隠居した大旦那様でもいるんじゃないか?
潮江 文次郎
(……いや、おかしい。数日前の廊下掃除中、俺は見てしまった。)
潮江 文次郎
(客室からこっそり出てくる女将さんの姿を。)
潮江 文次郎
(掃除は全部静江しずえさんの仕事のはずなのに……)
潮江 文次郎
おい、ちょっといいか。
潮江 文次郎
実は……女将さんが誰もいないはずの客室からこっそり出てくるのを見たんだ
食満 留三郎
……それ、俺も見覚えがある
潮江 文次郎
おい留三郎!何だと!なんでもっと早く言わなんだ!
摂津の きり丸
俺は見てないっすね
潮江 文次郎
お前は黙ってろ!
食満 留三郎
だってよ、何か用事があるんだろうと思ってたし、雇い主を疑ってギクシャクするのは嫌だろ。
食満 留三郎
忍びの任務ならまだしも、今は雇われの身なんだからな
潮江 文次郎
……確かに一理ある。
潮江 文次郎
だが、このまま見て見ぬふりをするべきか……
摂津の きり丸
じゃあ、女将さんの後ろを尾行つけりゃいいじゃないですか
食満 留三郎
俺たちは今、奉公人ほうこうにんのフリをしてるんだぞ
摂津の きり丸
まー、そうですよねぇ……
潮江 文次郎
では、なぜそんな痴れ言しれごとを申した!!
あなた
…………(みんな、声が大きいよぉ)










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