金。
生きるためには金がいる。
金さえあればなんでもできる。
金さえ、あれば。
この男は梅鏡。
拝み屋経営している。
“拝み屋”というのは、“怪異”に関する依頼を受けて、それを解決する仕事。
祈祷、除霊…戦闘になることもある。
の、だが…
あまり拝み屋としての仕事はない。
202✕年、東京。
無宗教文化が広がった日本では、寺や神社はだんだんと衰退を始めている。
もちろん、拝み屋なんていうスピリチュアルな仕事も息を潜め始め…
梅鏡は大赤字の危機だった。
しかし…
怪異が消えた、わけではない。
日本の行方不明者は年間約8万人が報告されている。
そのほとんどは一週間以内に見つかるが…
見つからない場合、犯罪、又は
怪異による可能性が高い。
これはそんな、数少ない“拝み屋”のお話。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。