ムゲンダイナ「なんで俺……こんなところに居るんだよ……」
ムゲンダイナは1人、紅い舘……紅魔館の前で佇んでいた。
OPテーマ
『誰かの心臓になれたなら』
ムゲンダイナ「……まぁいいや取り敢えずまず、情報聞き出すか……おっと?……第一村人発見!!……おーい!!」
……どっかのテレビ番組で聞いたことのあるフレーズを放ち、その人物に話しかけに行く。
赤髪の人「うとうと……すぴー……はっ!?」
ムゲンダイナ「ういっす〜こんちは〜」
赤髪の人「あなた……何者ですか?」
ムゲンダイナ「俺はムゲンダイナ!無限大の可能性を持つ究極生命体だ!」
赤髪の人「は……はぁ?」
ムゲンダイナ「ところであんた名前は?」
美鈴「わ……私は紅美鈴です。」
美鈴は多少警戒した様子で、ムゲンダイナのことを見る。
美鈴「侵入者の場合紅魔館には一歩たりとも入れさせませんよ」
ムゲンダイナ「ちょっ落ち着けよ!!戦うつもりはないって……ただその〜ここがどこか聞きたくてよ」
美鈴「ここは幻想郷ですよ……あなたもしかして外来人ですか?」
ムゲンダイナ「外来人?……多分そうなんじゃねぇの?知らんけど」
美鈴「知らないって……」
銀髪のメイド「美鈴。お嬢様がその妖怪?をお呼びよ。通しなさい。」
美鈴「あっ咲夜さん!分かりました。……どうぞこちらへ」
ムゲンダイナ「……今のどういうこと?」
咲夜「話は後よ」
そう言うと、咲夜というメイドは瞬き一瞬で消えた。
ムゲンダイナ「えぇ!?」
美鈴「どうぞお入りください。」
ムゲンダイナ「今のは……?」
美鈴「あぁ。あれは咲夜さんが時を止めたんですよ。この世界にいる人は何らかの能力を持っています。咲夜さんは、『時間を操る程度の能力』で、私は『気を使う程度の能力』ですね」
ムゲンダイナ「へぇ~そうなのか取り敢えずじゃあお邪魔します。」
ちなみにこの頃、ムゲンダイナは美鈴の能力を(美鈴は気付かうのが上手なんだな)と思っていたのは、また別のお話。
咲夜「お嬢様がお待ちです。」
ムゲンダイナ「はぁ……」
ムゲンダイナ(お嬢様か……さぞかし、大人びているんだろうな)
しかし、そんな想像は一瞬で消し飛ぶ。
小柄な紫髪の吸血鬼「よく来たわね。私はレミリア・スカーレット。ここ紅魔館の主よ」
ムゲンダイナ「……(ポカーン)」
レミリア「フフッ驚き過ぎて声も出ないようね。それとも私のオーラに後ずさってるのかしら。」
ムゲンダイナ「……思ってたんと違っ……ん?」
ジャキッ!
咲夜「今なんて言おうとしたの?」
ムゲンダイナ「お……おう……いや……その……サーセン。」
ムゲンダイナは咲夜にナイフを突きつけられ、たじたじとなった。
ムゲンダイナ「え~とつかぬことお聞き致しますが……ここの主さんなんですよね?」
レミリア「えぇそうよ」
ムゲンダイナ「なんか……思いの外子供っぽいすね」
レミリア「子供じゃなぁぁい!!」
咲夜「……(ナイフを構える)」
ムゲンダイナ「わー!!すんません!すんません!あまりにも容姿が子供で可愛かったもんで!」
咲夜「あらそう……そうねお嬢様は可愛いわね」
レミリア「ちょっ咲夜!?言っとくけど私はこれでも500年生きているカリスマな吸血鬼よ!」
ムゲンダイナ「聞いちゃいけないのは分かるんだけど聞いていい?カリスマって年取れば、良いわけじゃないよ?」
レミリア「……(グサッ)うわぁぁぁん!咲夜ぁぁ!!(泣)」
咲夜「(ナイフを構える)」
ムゲンダイナ「あ……え~と……まっまぁ!この紅魔館の人皆を引っ張れる当たりはカリスマ力あると思うよ!絶対!」
レミリア「ホントにそう?」
ムゲンダイナ「いやーほんとほんと!!レミリアさんのところで働けて、咲夜サンハ幸セ者ダナーアハハハ」
咲夜「はい」
レミリア「ホッ……」
ムゲンダイナ「ところで、さっきまでめちゃくちゃ話ズレてたと思うんだけど俺を呼んだ理由は?」
レミリア「簡単よ。あなたは今この幻想郷に起こってる異変に少なからず関係している。その事について聞きたいだけよ」
ムゲンダイナ「異変?なにそれ?」
レミリア「今、幻想郷各地で行方不明事件が多発してるのよ。」
ムゲンダイナ「それが俺と関係してるって言いたいのか?」
レミリア「別にあなたが敵なんじゃないかと疑ってる訳じゃないのよ。ただ……」
レミリアは一息置いてからこう呟いた。
レミリア「私の『運命を操る程度の能力』で見た運命に私の妹が攫われる運命が見えたのよ」
ムゲンダイナ「妹?」
レミリア「フランドール・スカーレット……私の妹よ」
美鈴「にしてもあの人不思議だったなぁ……咲夜さんよりかは話が通じそうな感じですね」
???「少しよろしいだろうか?」
美鈴「?誰ですか?」
スケイル「新生メカ軍団幹部スケイルと申す。貴様らが匿っている『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持つフランドール・スカーレットを回収に来た。」
美鈴「!?」
スケイル「遅い。」
スケイルは、美鈴の鳩尾を殴り、門を突き破り、美鈴を倒した。
レミリア「!咲夜!パチェに今すぐフランを守るように伝えて!」
咲夜「はい!」
咲夜は、時を止めて移動した。
一方スケイルは、ロボット兵であるアナザーガーディアンを連れて、紅魔館内を徘徊していた。
スケイル「邪魔者は問答無用で排除して構わん。」
紫髪でナイトキャップの女「させないわよ」
スケイルの前に現れたのは先ほど、咲夜によって呼ばれたパチェこと、パチュリー・ノーレッジだ。
パチュリー「今すぐここから出れば見逃してもいいのよ」
スケイル「生憎、それは無理な話だな」
パチュリー「はぁ!」
スケイル「フッ!」
爆発音が響く。
フラン「むぅ~皆私が狙われてるからってしばらくここに引きこもっててなんて……つまんなーい!」
彼女フランは、レミリアからの知らせで、しばらくこの部屋に引きこもっている。
フラン「ちょっとくらいなら出てもいいよね」
そう言って、フランはドアを開けた。
スケイル「見つけたぞ」
フラン「えっ?」
レミリア「パチェ!!」
パチュリー「うぅ……やられたわ」
小悪魔「パチュリー様!」
レミリア「こあ。パチェを安全な所に連れてってあげて」
咲夜「お嬢様。美鈴もやられていました。」
ムゲンダイナ「なぁあんたの妹……フランだっけ?そいつ大丈夫なのか!?」
レミリア「!?速くあの部屋に行かないと!……って!?」
咲夜「ドアが開いてますね……まさか!?」
レミリアは急いで、部屋の中を見る。既にもぬけの殻だった。
ムゲンダイナ「外じゃないか!?」
レミリア「!咲夜急ぐわよ!」
咲夜「はい!お嬢様!それとお客様も」
ムゲンダイナ「俺客人なの!?一応ムゲンダイナって言う名前が……」
咲夜が時を止めて、屋外に移動した。
スケイル「(電話をかける)あぁ命令通り、連れ攫ったぞ。今からそっちに向かう。」
???『よくやった……この楽園のリセットにフランドール・スカーレットは非常に重要だ。最後まで油断することないように』
スケイル「承知した。」
フラン「うぅ……離してよ!」
スケイル「離せと言われて離すバカがどこにいる?」
フランは、両腕をアナザーガーディアンにより拘束されている。その時、レミリアと咲夜、ムゲンダイナが、来た。
レミリア「フラン!」
咲夜「妹様を離して貰いましょう!」
速くも2人はスケイルに敵意を示している。しかし、ムゲンダイナが青ざめた顔で呟いた。
ムゲンダイナ「レミリアが言ってたオレにも関係があるって……こういうことかよ……まさか……お前が……スケイル!!てめえが復活してるとわな!!」
スケイル「……ムゲンダイナか……面倒な者に見つかったな……だが、丁度いい。」
フラン「お姉様!……えっ?」
フランの前にスケイルが立つ。
スケイル「貴様には我々の実験の成果に付き合ってもらおう。」
その時、ムゲンダイナは酷く悪寒を感じた。
無論、それはレミリアも同じらしい。
レミリア「咲夜!」
咲夜「はい!お嬢様!」
咲夜は時を止めて、フラン救出に向かう。しかし……
スケイル「時止めか……そんなもの効かぬ。」
咲夜「なっ!?」
咲夜は咄嗟にナイフを飛ばすが、スケイルが、ローブで咲夜を巻きつけ、そのまま、紅魔館に吹き飛ばした。
咲夜「がはぁ!?」
その瞬間、時止めが解除される。
レミリア「咲夜!?」
スケイル「愚かな真似をしたな……私の能力は『時や異空の流れに流されない程度の能力』だ。」
ムゲンダイナ「マジかよ!?」
スケイル「さて始めるとしよう。」
スケイルはフランにベルトを装着する。そのベルトはかつて、メカ軍団が兵器利用の為に作ったレイダーチェンジャーだった。
フラン「う……うあぁぁぁ!!」
レミリア「フラン!」
ムゲンダイナ「お前……まさか!?」
スケイル「レイダーチェンジャー……装着者の内に眠る悪意を最大限まで、引っ張り、我々の命令通りに動く人形となる。」
フラン「お……姉……さ……ま……タスケ……て……(ガクッ)」
フランの意識はシャットアウトする。
スケイル「これを使え。」
フラン「……」
フランは、ディスクを起動し、レイダーチェンジャーに差し込む。
CRASH!
ドン!カン!キン!コン!ドン!カン!キン!コン!……
スケイル「さぁなんと言うのだったかな?」
フラン「……装身」
フランがレバーを引いて戻す。
OVER MODE!
CRASH!RADER!
ヤベーイ!!
フランの姿は、スクラップにした鉄の塊や鉄板が歪にくっつけられたクラッシュレイダーに変貌した。
スケイル「これぞ我が新生メカ軍団の技術クラッシュレイダーだ」
レミリア「……フランを……返せぇぇ!!」
スケイル「はっ!やれ」
クラッシュレイダー「……仰せのままに……」
レミリア「フラン目を覚まして!『不夜城レッド』!」
しかし、クラッシュレイダーは手を前に掲げると、弾幕ごと、レミリアを吹っ飛ばした。
レミリア「!?がはっ…!」
スケイル「所詮はこの程度か……トドメをさせクラッシュレイダー」
クラッシュレイダー「承知しました。」
クラッシュレイダーは力を溜め始め、照準をレミリアに合わせる。
クラッシュレイダー「消えろ」
レミリア「……ひっ」
レミリアは、この時思考が停止していた。ただ一つ考えていたことは……
レミリア(いやだ……フランに……殺される……なんて……いや……!)
ビームが放たれるその時だった。
ムゲンダイナ「うぉぉぉぉぉ!!!」
ムゲンダイナが、レミリアを抱え、横に避けた。
レミリア「……えっ?」
ムゲンダイナ「……下がってろ」
ムゲンダイナが、静かに前に出る。
スケイル「……言っておくが、このレイダーを倒せば、こいつと繋がっている能力がクラッシュディスクと、同時に破壊され、存在を維持できなくなるぞ」
ムゲンダイナ「……じゃあ分離すればいいんだな?」
スケイル「……チッ!殺れ」
スケイルは何かを察するとクラッシュレイダーに指示を出す。
クラッシュレイダー「はっ。」
クラッシュレイダーの攻撃が飛んでくる。しかし、ムゲンダイナは、バク転で回避する。
ムゲンダイナ「待ってろ!今助けてやる!」
そう言うと、ムゲンダイナは、ドライバーと、ムゲンチップを取り出す。
ユニバースドライバー!β!!
MUGEN!!
SET!
ムゲンダイナ「変身!!」
ムゲンダイナが、チップを装填したバックルを引いて、戻した。
ユニバースライズ!!
Infinity!! So! Infinity!!
Infinite power!! Infinity of awakening!!
仮面ライダー!ム!ゲン!ダイ!ナ!!
ムゲン!!
スケイル「……やはり変身したか」
ムゲンダイナ「行くぜ!」
ムゲンダイトルネード!!
ムゲンダイナは、武器を取り出し、戦い始める。
ムゲンダイナ「はぁ!」
クラッシュレイダー「フッ!」
斬撃と拳が混じり合う。
クラッシュレイダー「はぁ!」
クラッシュレイダーが爆発を起こし、ムゲンダイナを吹き飛ばす。
ムゲンダイナ「ぐはぁ!?」
クラッシュレイダー「……」
レミリア「……!!今しかない!『スピア・ザ・グングニル』!!」
クラッシュレイダー「ぐぁ!?」
クラッシュレイダーの隙を突き、レミリアがスペルカードを放った。
ムゲンダイナ「やるじゃねえか!」
ムゲンダイナは、ムゲンダイトルネードにムゲンチップを装填した。
ムゲン!
ユニバースアロー!!
弓から無数の矢が放たれ、クラッシュレイダーにダメージを与える。
クラッシュレイダー「うぁぁ!?」
ムゲンダイナ「コレで決める!」
ムゲンダイナは、もう一度、バックルを引く。
ムゲン!
ユニバースストーム!!
ムゲンダイナは、体に竜巻を纏ってキックを放ち、クラッシュレイダーを倒す。
クラッシュレイダー「ぐぁぁ!?」
爆発音が響く。
爆煙が晴れると、そこには、粉々に壊れたレイダーチェンジャーと、倒れているフランがいた。
レミリア「フラン!」
スケイル「させるか。」
その時、スケイルが瞬時にフランの目の前に行き、剣を振り下ろす。
レミリア「!だめ!!」
フラン「うぅ……えっ?」
剣が振り下ろされるその瞬間、ムゲンダイナがムゲンダイトルネードで防いでいた。
ムゲンダイナ「おらっ!!」
スケイル「チッ!」
どうやら、この状況の中、まともにやりあうのは得策ではないと感じたらしい。スケイルはおとなしく去っていった。
ムゲンダイナ「フー危なかった!」
Success!!
レミリア「フラン!」
フラン「……お姉様?」
レミリア「よかった……良かったぁ……」
レミリアはその場で、フランを抱き、泣き崩れた。
フラン「お姉様……?」
ムゲンダイナ「よかったな……」
フラン「あなたは……?」
ムゲンダイナ「俺はムゲンダイナよろしくなフラン。」
レミリア「ありがとう……フランを助けてくれて」
フラン「助けてくれたの?」
ムゲンダイナ「?いや。別に大したことしてねえよ無事でよかった。」
ムゲンダイナはフランの頭を撫でる。
フラン「……あ……ありがとう……///」
咲夜「お嬢様!ご無事ですか?」
レミリア「えぇ彼が助けてくれたわ」
咲夜「この度は……お嬢様と妹様を助けていただきありがとうございます。」
ムゲンダイナ「いやそんな堅苦しくなくていいよ。俺気軽に接してくれた方が話しやすいからよ」
咲夜「そう。」
ムゲンダイナ「んじゃ俺はこの辺で御暇するぜ。泊まるところ探さねぇといけねえし」
フラン「あ……あの……良かったら内に泊まって……」
ムゲンダイナ「えっ?」
レミリア「そうね……私も、フランも助けてくれたお礼に泊めてあげるわ」
ムゲンダイナ「いいのか!?」
レミリア「えぇもちろんよ」
咲夜「お嬢様が仰るのであれば、私は何も言いません。」
ムゲンダイナ「ありがとな!!」
ムゲンダイナは、紅魔館に泊めてもらえるようになった。
ジャバグラ「神社?」
ジャバグラは1人、神社の前でたたずんでいた。
次回!東方異時狭間!
早苗「私はここ、守谷神社の巫女です」
諏訪子「まさか同じ神がいるなんてね」
神奈子「お前に似た奴がこの前幻想郷で天狗を襲っていたんだよ」
ジャバグラ(無)「今度こそ貴様を倒し、俺がお前になる!」
ジャバグラ「俺は俺だ誰にも奪わせねえよ」
ジャバグラ「変身」
第4話 守谷に降り立つ元厄災神











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。