第211話

熱中デベロッパー!
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2026/05/19 20:51 更新
談話室
エース
エース
この学園、耳が良い奴多すぎね?このガヤガヤした室内で10メートル以上は離れてたのに
オルト
オルト
兄さんが僕につけてくれた集音マイクは人間の囁き声を50メートル先でもひろえるんだ
リリア
リリア
ほう、それはすごいな。妖精族や獣人族でもそんなに耳が良い奴はなかなかおらん
オルト
オルト
えへへ、そうでしょう!兄さんはすごいんだ。…ゴホン!
オルト
オルト
それに、兄さんは僕と一緒に授業に出てもいいって許可をちゃんと学園長にもらってるんだから
オルト
オルト
別に1人が寂しくて僕を学園に連れてきた訳じゃないよ!
ケイト
ケイト
そ、そうなんだ〜
ごめんごめん!
ケイト
ケイト
シュラウド兄弟は学園七不思議的なミステリアスさがあるから、つい盛り上がっちゃって
オルト
オルト
わかってくれればいいんだ
僕もムキになっちゃって、ごめんなさい
オルト
オルト
兄さんを誤解してほしくなくて…
ユウ
ユウ
い、いい子…!?
ミラ・ライアー
ミラ・ライアー
それな?この学園じゃ珍しいよ
ケイト
ケイト
ところで、オルトちゃんも『VDC』のオーディション受けに来たの?
オルト
オルト
そうなんだ!兄さんがね…
カタカタ…
イデア
イデア
寮長会議でリドル氏に「研究発表の練習します」なんて言ったけど
イデア
イデア
何万回脳内シュミレーションしても、人前でハキハキ研究発表するなんて絶対無理ゲー!
イデア
イデア
でも、リドル氏にウギられるのは避けたい…
イデア
イデア
なんとかせねばと考えた結果、拙者は自分の声から音声ライブラリを作成し、
イデア
イデア
ついに、タイピングに合わせてリアルタイムで自然に文章を読み上げるプログラムを完成させた!
イデア
イデア
自分の声とは思えないほどの良滑舌!
合成音声とは思えないほどあまりに流暢!
イデア
イデア
オルト、どう?
控えめに言って最高では?
イデア
イデア
今喋ってる僕の声が読み上げソフトだなんて絶対に誰も気づかないだろ!?
オルト
オルト
すごいや、兄さん!
とってもハキハキしてるね!
イデア
イデア
でしょ?いやぁ〜…実は拙者
メッチャいい声しとるな〜!
イデア
イデア
これなら質疑応答も、スムーズに答えられる。フヒヒッ!
イデア
イデア
やはり科学技術は根性論に勝利するのだ!天才でどうもすみませんね〜ホント
オルト
オルト
うん!きっとリドル・ローズハートさんもびっくりするね!
イデア
イデア
あっあっ、ダメダメ!け、研究発表が終わるまで絶対リドル氏には内緒にして
イデア
イデア
このカラクリに気付かず「先輩も頑張ればできるじゃありませんか」とかドヤ顔で言ってきたら、
イデア
イデア
「口パクに気付かなかったんでござるかぁ〜!?これだから素人は!」
イデア
イデア
って指さしてプギャーする予定だから
ウヒヒッ!
オルト
オルト
もう、兄さんったら…
あんまり後輩にいじわるしちゃダメだよ
イデア
イデア
いいのいいの
イデア
イデア
リドル氏は学年は1つ下だけど、寮長歴はあっちの方が長いし。先輩みたいなモンでしょ
イデア
イデア
しかし…真剣に取り組んでみると合成音声の世界は実に奥が深い
イデア
イデア
最近バーチャルアイドルとか流行ってるし、ボーカルシンセサイザー機能をオルトに搭載してみようかな
オルト
オルト
楽しそう!
僕、歌ってみたいな
イデア
イデア
よ〜〜し。兄ちゃんに任せなさい
オルト
オルト
…というわけで、兄さんがボーカルシンセサイザー作りにハマっちゃって
オルト
オルト
こだわり抜いて開発したからには、どこまで通用するのかチャレンジしようってことで
オルト
オルト
このオーディションを受けることにしたんだ
エース
エース
えぇっ?歌声をプログラムで作るなんてそんなんアリ!?
ミラ・ライアー
ミラ・ライアー
待って!え、ボーカルシンセサイザー?
ユウ
ユウ
それって…
2人とも
ボカロやん!!?
ユウ
ユウ
まじ!?え、歌声を一から作ったの!?すご!?
ミラ・ライアー
ミラ・ライアー
え、ボカロできるってことは…
ミラ・ライアー
ミラ・ライアー
……オルト、オーディション終わったらすぐさまイデアの部屋行くわ
ミラ・ライアー
ミラ・ライアー
そしてオルトの声でボカロ曲を歌わせる!
オルト
オルト
別にいいけど…急すぎて兄さんに怒られないかな…
ま、いっか!
リリア
リリア
2人がすごく元気になったの…

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