真都said
数日後、俺たちは予定をちゃんと決めて、ついにキャンプ場へと赴いた。
着いた場所は、森ってほど森ではないんだけど、自然を感じられる場所。
しょっぴーの要望どおり、川とかはないんだけどね。
それでも十分、キャンプって感じ。
みんなも結構楽しそうな顔してる。
職員の人からの説明を受けて、みんなで分担決め。
康二くんとちょっと詳しい岩本くんに教えてもらいながらって感じ。
テントを立てるのは、めめと、佐久間くんと、阿部ちゃんと、岩本くん。
火を起こすのは、ふっかさんと、しょっぴーと、康二くんと、俺。
ご飯係はもちろん、舘さん。
ってな訳で、キャンプスタート!
みんなで丸くなって、小さい机で食事。
お肉とか野菜とか、良い焼き加減でめっちゃ美味しい!
自然の中で食べると、より美味しく感じるなぁ…。
佐久間くんが驚いた顔で振り返る。
どうしたんだろうと思って、俺もそっちを見る。
と、そこには一人の男の子がいた。
俺らとおんなじくらいの高校生っぽい。
恐る恐る口にした名前に、男の子は大きく頷く。
その男の子は笑顔で佐久間くんに近づいた。
と、
奥から、違う男の子の声がした。
男の子は手を振って帰っていった。
彼の行った方向には、同年代っぽい男の子たちがいた。
結構、仲良さそう。
佐久間くんは、いつもの笑顔とは結びつかないような暗い顔をしていた。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。