真都said
帰宅してすぐに、佐久間先輩が玄関に飛び出てくる。
なんかめめの取り合いになってるけど、それを通りすぎてリビングへ上がる。
この時間、家にいるのはバスケ部の渡辺先輩、深澤先輩、サッカー部のめめ以外だけど、めめは部活が早く終わったらしい。
リビングを見ると、宮舘先輩、阿部先輩が部屋にいた。
岩本先輩は上にいるのかな?
荷物を自分の部屋に置いてきてから、ソファーに座る。
隣には、宮舘先輩。
俺の言葉に、宮舘先輩はニッコリと笑う。
この人、綺麗な顔してるなぁ…
急に何を言い出したかと思ったら、話は阿部先輩に振られた。
宮舘先輩の声を聞くと、ダイニングテーブルに座っていた阿部先輩は首をブンブン振りながらこちらへやってきた。
ものすごい勢いで俺は詰められる。
い、いやぁ…先輩に愛称とか、恐れ多くない?
ましてや、タメ語。
俺がそういうと、二人は少し考えるような素振りをした。
少しっていっても、3秒とかだけども。
呼んで欲しいって言われたのに、なぜか疑問系になってしまったけど、
阿部先輩は目が輝いており、
宮舘先輩はめっちゃ嬉しそうだった。
阿部ちゃんは俺の手を掴んで、ブンブンと振る。
その後すぐに2階へ上がって行った。
声がデカすぎて下の階にも声が聞こえてきた。
この家に吹き抜けはないはずなんだけどなぁ。
それから数分して、阿部ちゃんが岩本先輩を連れてきた。
何やら拗ねモードに入っている岩本先輩。
なんか可愛いかも。
そういって阿部ちゃんはまた2階へ駆ける。
ってか3人とも、いつの間に2階行ってたの?
しばらくして、4人が降りてきた。
え、なんか呼んで欲しい人多すぎない?
先輩ってそういうもんなの?
ちょっと、流石に康二くんみたいに呼ぶのは恐れ多いかも…
あれ、じゃあなんで阿部ちゃんって呼べたんだろ?
と、その時、玄関を開ける音がした。
バスケ部の二人が帰ってきたようだ。
深澤先輩は疲れたーといって、そのまま2階へ上がっていってしまう。
かなり汗かいてるようだし、着替えてくるんだろう。
舘さんに促されて、渡辺先輩も上へ上がって行く。
圧力鍋がグツグツいってて、とっても美味しそうな匂いがしてくる。
今日はカレーだってさ。
深澤先輩はお風呂中だから、先輩が出て来たら食べようって。
あぁ〜、早く食べたい…
ふと、隣の渡辺先輩に目を向ける。
なんか、ずっと考え事をしてるみたい。
俺が声をかけると、先輩はびっくりした顔をする。
なんか心配。
俺がそういうと、先輩はちょっと考える顔をして、こう言った。
………
やあ!久しぶりですねぇ!
『おかえり、ただいま。』の方で一回顔出したんですけど、こっちではなんと2ヶ月も空いていたということで!
待たせちゃって、ごめんなさい!
やー、見ない間にさ?フォロワーが49人にもなってさ、
ほんと嬉しいって〜!泣
あと一人!記念すべき50人目は誰ですか!
記念すべき50人目の人は、名指しでありがとうをお届けいたします(その人次第)
ありがとうされたい50人目の人は、ここでコメントしてね⭐︎
そんじゃ、バイバーイ👋











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。