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第7話

誰にも負けない愛 其ノ壱
私には恋心なんてなかった












親にもまともに愛されなかった
お父さんはお母さんからの虐待に耐えられなくなって自殺したし













お母さんは
雪季の母
雪季の母
何してんの!さっさと掃除しろ!
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
分かった...







こき使われる毎日
叩かれる毎日









嫌で、辛くて、仕方がなかった






ある夜
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
...
なかなか寝付けなかった
そのとき、ふと思いついたのが









家から逃走
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
(お母さんは他の人より深く眠るタイプだから逃げ出すのは今だけ...)
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
(じゃなきゃまたこき使われて叩かれる...)








私はそのことしか考えられなかった










そしてついに
私の足は外の方へ踏み出した
裸足で
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
はぁっ...はぁっ...
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
逃げなきゃっ...地獄から...
逃げなきゃ










無我夢中で走った
足が浮腫んでても、息がはち切れそうになるくらい
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
ハァッ...ハァッ...
もう、無理だ







走れない
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
はぁっ...はぁっ...
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
うぅっ...
涙が地面へこぼれ落ちる



ぽたぽたと
あの地獄から、逃げれたんだ
嬉しさと苦しさが混ざる
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
ふぅっ...はぁっ...
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
お母さん...私もう...







限界だよ...
お父さんみたいに死なないからっ...
お願いっ...










お母さんっ...
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
私を逃してっ...










おや、こんな夜に地面にひざまづいてるのはだぁれ?
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
...?
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
だれ...?
???
???
うわ...酷い痣...
???
???
虐待?
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
女の人...?
???
???
あぁ、違うよ
???
???
俺は鬼殺隊士なんだ
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
きさつ...たい?
???
???
そう
???
???
任務で吉原遊郭っていうところに
行くための"女装"なんだ
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
...




にしては綺麗だな...
???
???
こんな夜にどうしたの?
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
...お母さんから逃げててっ...







この人は優しかった
何を言っても
『うんうん』『辛かったね』
そう言う
???
???
虐待だね、御館様に言っておくよ
???
???
君、名前は?
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那(雪季の人間の頃)
雪季那ゆきなです...
???
???
俺は
矢須(矢須江の人間の頃)
矢須(矢須江の人間の頃)
矢須やすだよ