第11話

8. 約束
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2024/05/03 17:39 更新
…私は頬を赤ながら吐夢くんのされるがままにじっとする。
吐夢
……本当は、今すぐにでもキス…
したいです。
(なまえ)
あなた
…っ…が、学校だからね!
そう苦笑いを浮かべる。
吐夢
…なら、家でならしてくれますか?
…中々答えられない。昨日から実は吐夢くんのことを怖がっている自分がいた。
…だって、まさか吐夢くんの愛がこんなにも強いだなんて思わなかったから。…その時ふと、お母さんの言葉を思い出した。
…たしか、吐夢くんには良くないオーラがある。だとか言っていたな。…いやいや!そんなわけない。吐夢くんは変わってるけど至って普通………




…じゃ…ない…
…だって、彼の瞳にはわたしだけが写り、うっとりした表情で見てくる。後ろにはロッカーがあるのに。
…ドクンドクンと心臓が脈打つ。怖い。今吐夢くんに対して抱いている感情はただ怖いと思うのみだった。
(なまえ)
あなた
…っ…ぁ…
(なまえ)
あなた
…っ…颯汰…くん…っ
…思わず颯汰くんの名前を言ってしまった。嫌な予感しかしない。
吐夢
…あなたの下の名前さん…
更に早く心臓が脈打つ。
(なまえ)
あなた
…あっいゃ違うの!そう言う意味じゃなくてっ…
すると、私の言葉を遮るように吐夢くんがまたじっと見つめながら…
吐夢
…反吐が出るんです。他の男と仲良くしている姿を見たり、名前を呼んだり。
吐夢
…早く彼奴を殺してしまいたい。
(なまえ)
あなた
…ぇ…?
…殺す?小さな声で言ったが、私は聞き逃さなかった。…今…殺したいって言ったよね?
(なまえ)
あなた
…じょ、冗談だよね…?
吐夢
だが吐夢くんは決して冗談を言っているようには見えなかった。真剣な眼差しで私をひたすら見つめながら…
まだ廊下に生徒がいる中で…吐夢くんはわたしに…



















接吻をした。
昨日の甘く優しいキスではなく、大人なキスを長時間やった。
…驚きのあまり声が出ない。…吐夢くんの唇は柔らかかった。思わずわたしも目を瞑ってしまう。今、吐夢くんがどんな表情をしているのか。全くわからない。
(なまえ)
あなた
…ちょっ吐夢く…
吐夢
静かに。
甘い声で静かに囁く。そんな色っぽい彼を見て…なんだかドキドキしてしまう。…きっとこれは怖いからじゃない。




恥ずかしい。と思っているのだ。…心のどこかでもしかしたらずっと求めていたのかもしれない。
(なまえ)
あなた
…んっ…はぁっ
ようやく吐夢くんはわたしから離れて…
吐夢
…愛してます。だから他の男と絡まないでください。
吐夢
…次またこのような事をすれば…お仕置きしますから。
…そう私にだけしか聞こえない声で言う。お仕置き?…もしかして…昨日みたいな…こと?
…すると吐夢くんは鋭い目つきで私を見つめなら…
吐夢
…約束。してくれますか?
(なまえ)
あなた
……
正直言って…他に男友達はいるわけだし。これからも行動を制限させられるかもしれない。でも…私は吐夢くんの彼女なんだから…初めての彼氏なんだから。そんな初めてを私は大事にしたい。…だから。
(なまえ)
あなた
…うん。約束する。
私はそうニマッと笑って見せた。すると、吐夢くんもそれに応えるかのように…ペタリと笑った。
















姫茉里です!なんか…毎回長くなってると思うんですが…やっぱり区切り難しい…

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