iemon視点
別に、悪役になりたかったわけじゃない。
俺は、もとはこんな人間じゃなかった。
あいつらのせいでこうなった。
俺は何も悪くない。
これは俺の昔話。
俺は、もちろんイケメンなのでモテまくった。
毎日呼び出され、毎日きゃーきゃー黄色い声援を浴びて。
街を歩けばスカウト多数、生きてるだけで顔面国宝の異名を持っていた。
そんなとき、「アイドルにならないか?」と知らない男に声をかけられたことがある。俺はいつもの通り、断ろうとしたんだよ。
そうしたらアイツは、「人を幸せにできる」と唆してきた。あの時の俺は、クソ純粋のバカだったもんで、元気よく承諾してしまった。
実際はアイドルなんかはやらなかった。バカみたいに毎日脱がされて、犯されて、それをネットに上げられて。
終わっていた人生だった。
ある日そいつらの隙をついて、ぶっ殺してみた。
完全には殺せなくとも、行動不能くらいにはなってただろう。その時、主犯だろうアイツは苦しそうな顔をして、許しを請いた。俺が凶器をチラつかせるだけで、そいつは顔を青くし、汗をかき、涙目で訴えてくる。
さいっこーに、可愛かった。
そこからだろう、この性癖に目覚めたのは。アイツのせいだ。
そいつは、犯罪者にはもったいないくらいに顔立ちがかっこよかった。俺と張り合うくらいには。
俺は少しの間、「苦しみ顔が大好きな変態殺人犯」になったりしてみた。
みんな苦しみながら死ぬし、俺は興奮できるし、最高の天職だと思ってた。
誰かのゆっくり実況をみて、「なんだこれ」と思ったけれど、何故か興味を惹かれた。
やってみた。最初は全然伸びなくて、それが俺のやる気を惹いた。
どんどんファンがついていく感覚は、薬物をやったときと同じくらい、気持ちよかった。
めめ村に入ったあたりから、俺は可怪しくなっていった。
めめさんが変に魅力的に感じて、これが恋かなとか、できなかった青春を取り返している気持ちになった。
めめさんの苦しむ顔が、みたいと思った。
直せなかった変態殺人犯の、性癖。
いろいろ思い出してしまった。昔の人生は、何も面白くなかったのだから、すぐに忘れてしまおうと思っていたのに。
はい、主のいちごらーめんです!
今回は現時点で2388字ですね!凄い時間を開けてすみません、リクエスト短編集のやつのrkieで苦戦していて、息抜きで最近書いていないのを書きました!
キャラ同士で何か違うところがあったら教えてください!
あとコメントもできればほしいです!もらえるときっと嬉しいと思うので!!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。