明日のためにお風呂からあがってパックをする。
布団に入って寝ようとしたその時
“ガチャ”
「あなた〜あなた〜」
お母さんが帰ってきた。
『何?』
今日も変わらずお酒の匂いがすごい。
「明日から男の人が一緒に住むから」
『は?』
「お母さん彼氏が出来たの。」
『で、私を家から追い出そうって?』
「違う、3人で住むのよ。明日の夕方ぐらいに来るから部屋片付けて置いてね」
そう言いまた出ていった。
お母さんはいつでも自分が中心って思ってる。
私が幸せなら娘はどうでもいい。そんな人。
だからこうやっていつも急に現れて私から色々なものを奪って行く。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。