第5話

ツイてない日
7
2025/05/15 21:15 更新
気が付くと知らない場所にいた

辺りを見回しても誰も居ない

なんで?私は昨日。部屋のベッドで寝たはずなのに

すると、誰も居ないのに声が聞こえてくる

〈…ねぇ、あの女に関わるなんて辞めなよ〉

〈良いことなんて絶対ない。自分の身を滅ぼすだけだよ〉
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
あの女って…黒月さんの事?
〈そう、あんなの関わるとか自殺行為だよ〉
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
なんで貴方にそんな事分かるの?
〈だって…私は___〉

貴方・・だもの〉
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
…あれ、ここは私の部屋?
朝起きると真っ先に周りを見渡す

しかし、ここは見覚えもある私の部屋だった

…良かった

安心した、夢でよかった

安堵の溜め息をついて、ベッドに蹲る

なんであんな夢を見たのだろうか

そんなことを考えているとガチャッとお父さんが入ってくる
田中敬斗
咲。大丈夫か?もう七時半だぞ?
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
え、やば!
学校は少し遠い場所にあるから急がなきゃならない

でも、私は今。この瞬間もパジャマだった

急いで制服を着て近くにあった菓子パンを咥える

そのまま大急ぎで走って学校に向かった
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
……本当にツイてない!
結局。ホームルームの終わりに着いてしまい、目立ってしまった

あの信号が赤じゃなければ間に合っていたのかもしれないのに…

そう悔やむが現実はなにも変わらない
大丈夫でしたか?
_黒月彼岸@こくげつひがん_
黒月彼岸こくげつひがん
大丈夫でしたか?
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
全然大丈夫じゃ…黒月さん?!
また話したいと思っていた彼女が私の隣の席に座っていた

しかし、私が疑問に思っている事が不思議なようで首を傾げる

なんで…??私の隣の席は空席だと思っていたのに

すると、黒月さんは「嗚呼。そうでしたね」
_黒月彼岸@こくげつひがん_
黒月彼岸こくげつひがん
貴女、ホームルーム居ませんでしたものね。
_黒月彼岸@こくげつひがん_
黒月彼岸こくげつひがん
改めて、私は転校してきた黒月彼岸と申します
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
え、じゃ…クラス。メイトって事…?
頷く黒月さんを見て嬉しいような嫌なような感情が襲ってくる

でも、メアドを聞くのが楽かもしれない!

そう思い、スマホを取り出す
_田中咲@たなかさく_
田中咲たなかさく
メアド交換しない…?
恐る恐る言うと黒月さんもスマホを取り出してくれた

優しい……この子。ちょー優しい

そんな子を夢で貶してしまった事が胸が痛い
_黒月彼岸@こくげつひがん_
黒月彼岸こくげつひがん
こちらをどうぞ
ニコッと微笑みかけてくれる

矢張り、笑顔が凄く綺麗だった

メアドを交換するとクラスメイトの1人が話に割り込んできた
クラスメイト
え、咲。いいなー!私とも交換しよ!
クラスメイト
私も私も!
便乗したクラスメイト達に黒月さんは取り囲まれてしまった

私は改めて実感した

矢張り。私はあまり関わらない方が良いのかもしれない

だってこんなに黒月さんは目立っている

そういう意味の夢なのかもしれないと自分なりの解釈をした

でも、ネットなら…人の目がないから。良いよね?

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