拠点、ホルンさんの部屋。
いまだ頭の包帯は取れていないながらも、奇跡的に予想よりもずいぶんと早い回復で数時間前に目を覚ましたホルンさんは、少し疲れているような表情で、しかししっかりと会話に耳を傾けていた。
考えるよりも先に口が動いた。
つまりぽんたこが言いたいのは、スパイとしてゾンビ陣営に乗り込むってことだ。あまりにも危険すぎる
一呼吸おき、声のトーンを少し落として彼はつぶやいた。
もちろんぽんたこの言うことは正しい。
だとしても、自分から相手の懐に潜り込むなんて、うまくいけば有効な手段かもしれないが、危険すぎるしリスクが大きすぎる。
少し考えて、口を開く。
ぽんたこが即答した。俺が反対しようと、口を開く前に。
ぽんたこを巻き込みたくない。
俺はゾンビだからどうにでもなるけど、ぽんたこは今のところ人間だ。死ぬ可能性だってある。
こつん、と拳をぶつけ合う。
守ろう、絶対、目の前の仲間を___
___二度と、死なせない
そういえば迷ってるんですけど
アンケート
イラスト部屋いる?
ホシイ
89%
イラネ
11%
投票数: 54票
よろです
じゃ!



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。