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ハァ,ハァ,ハァ………
必死に走って追いついたところは,場地圭介の家だった
…なんで,こんなところまで走ったんだろう
すると,場地圭介はこちらに気づき振り返って,
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…関係なんて多ありだ,彼がそっちに行ったら私の中での計画に狂いが出るし,彼の命も危なくなるかもしれない
これを言えば私が潜入していることがバレて,言われるかもしれないし,稀咲等にも迷惑をかける
……それでも
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トントン
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えぇっ,と声を上げた後に,急いで座った私に場地圭介は笑った
ブォーン…
一体どこに行くんだろう
真っ直ぐ前を見据えたその目からは,さっき人を殴ってチームを裏切った人のようには見えない
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着いたところは,意外と近くて,小さな公園だった
滑り台の近くにあったベンチに座った私の隣に,場地圭介は腰掛けた
彼から話しかけてくることはなかった
私がどんなことを聞いてくるのか待っているのだろうか,私を落ち着かせたかったのだろうか
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場地圭介は鼻で笑った
………え?
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……ッ
すると場地圭介は,ニカッと笑ってから口を開いた
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…まぁでも,たしかにこのまま話さなかったら,ずっと進まないままだもんね
彼にくらいは,話してもいいのかもしれない
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立ち上がった場地圭介は,1人でブランコの方に歩いて行った
“ あ,そうそう “
クルッと振り返る彼,
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!