<控え室>
“青髪の男の人”𝑠𝑖𝑑𝑒
青髪の男「おっ、タオル盗られてなかった?」
そうステージから戻ってきた“白髪の男の人”に聞いた。
白髪の男「うん、あったよ。」
こいつの忘れ物はいつもファンに盗られている。
今日は大丈夫だったみたいだ。
青髪の男「新しく買わずにすんで良かったな!笑」
白髪の男「そんなことより、面白い子がいたよ。」
青髪の男「人に興味を持つなんて珍しいな。」
基本、他人に興味をもたないのにどんな子なんだろう。
白髪の男「次のライブにも来てたら教えるよ。」
青髪の男「頼んだ笑」
あなた𝑠𝑖𝑑𝑒
わたしは、「Re:vale」の曲を聴いてからとても踊りたい衝動に駆られていた。
あ、これはるのピアノを聞いた時と同じ感覚だ___
その時、近くに公園を見つけた。
わたしは考えることなくその公園に入り、広場で踊り出した。
さっき聴いた「Re:vale」の曲を鼻歌で歌いながら。
わー、1回しか聴いてないのに覚えてるわたしって怖いな、、
と自分でも思った。
“白髪の男の人”𝑠𝑖𝑑𝑒
青髪の男「ありがとうございました!」
白髪の男「お疲れ様。」
スタッフ「また、よろしくお願いしますね!」
ライブハウスを後にして、2人で帰っていた。
青髪の男「やっぱり、この時間帯がいいね!ゆきのファンがいない。」
白髪の男「ライブ終わって2時間だぞ?居たら、それこそ怖いわ。」
いつもライブ後は、ライブハウス付近に女の子が沢山いる。
あれだ、いわゆる出待ちってやつ。
僕が「あれ面倒臭い」って“青髪の男の人”に相談したら、帰る時間をずらしてくれた。
そしたら、ほとんど出待ちは無くなった。
スタッフも注意してくれたらしい。
青髪の男「……誰か歌ってる、、?」
公園の近くを通った時、誰かの鼻歌が聴こえた。
白髪の男「僕らの曲だ。」
今日のセトリのラストの曲だ。
誰だ?踊ってるのか?
そう思いながら公園に足を踏み入れた。
___あの子は、!
白髪の男「ばん、次のライブまで待つ必要はなくなったよ。」
僕は彼女を見ながらそう言った。
けれど、“青髪の男の人”は反応がなかった。
なんで何も言わないんだと思い“青髪の男の人”の顔を見たと同時に“青髪の男の人”は口を開いた。
青髪の男「あの子、確か……」
そう呟いた。
白髪の男「何だばん、知り合いなのか?」
青髪の男「__は?」











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。