九条さんは、依頼者との打ち合わせや演出の思考やリハーサルなどで忙しいらしく、日本の家に一緒に居るものの帰りが遅くなったり泊まりがけになったりするそうだ。
基本的にわたしは1人で日本で過ごすこととなった。
久しぶりの日本で、どこに行けばいいか分からなかったわたしは散歩でもすることにした。
日本にある九条さんの家で過ごしていたが、ずっと家の中にいるのもと思い行先も決めずに外に出た。
とりあえずわたしは日本の甘いものを食べ歩きした。
やっぱり日本の食べ物はノースメイアとはまた違って美味しいと改めて思った。
お腹もいっぱいになり、そろそろ家に帰ることにした。
𓏸𓏸「もうやってらんねえよ!勝手にやってろ!」
うわー、怖い通りに来ちゃった、、。
ある建物から男の人2人が怒鳴りながら出てきた。
ん?あの男の人が背負ってるのはギター?
白髪の男の人「ふん、こっちから願い下げだな。」
青髪の男の人「はー。また人を探さなきゃだ。」
別の2人が、ドアの所で話していた。
……きれいな顔。
白髪の男「なに?」
__っ!見すぎた!
何か見透かすような目をした白髪の男の人は、低い声でそう言った。
わたしは体が一瞬震え、何も考えられなくなった。
咄嗟に、会釈だけしてその場から小走りで離れた。
青髪の男「知らない人に当たるのやめろよな。」
白髪の男「別に当たってないだろ。」
青髪の男「…まだ小さかったのにかわいそうに。あの子、もうこの通り通れなくなるんじゃないか?」
白髪の男「ぼくのせいじゃないでしょ。」
はぁー。怖すぎる。
あれは、高校生かな?
天にぃより少し大きい?
あの通りを通らないと九条さんの家に帰れないのに、、。
まー少しイケメンだったし、ぎりぎり行けるかな?
なんてことを考えつつ、毎回会うわけじゃないし大丈夫だろうと思った。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。