あなた side
けっきょくと言いますか、
最終的に涙ぐみながら土下座をされ、仕方なく出演
を承諾した。
ちなみに土下座後に一瞬で涙は引っ込んでた。
=嵌められた。
マジでこの人手段選ばねーの、
もはや怖いまである。
マネージャーの運転する車は、
ふたりが今いるらしいスタジオへと着いた。
スタジオ入るのとかいつぶりだろ…?
いやこないだ叶の件で入りはしたのか。
あー、そっか。
どうせ顔は映んないから衣装とマイクくらいしか
準備が必要ないのか。
スタジオ直行も納得だ。
懐かしい真っ白で長い廊下をキョロキョロと見渡し
つつ、マネージャーさんの後をいついていく。
その途中で、見たことない人間がいることへの物
珍しさからか通り過ぎる人と目が合う。
なんか気まず…。
その様子を見てか、そんな注意が飛んでくる。
マネージャーさんはけっこうな早足で、
確かに入り組んだスタジオ内なら曲がり角でマネー
ジャーを見失う事がありえるだろう。
でもねー、
今はこの懐かしさを堪能したい。
ガチャ
マネージャーさんの後をついて撮影スタジオへ
入れば、既に撮影が始まっていて、
珍しい2人の姿が目に入る。
そんな2人はこちらに気づいていない様子。
スタッフさんに連れられ、着替えを済ます。
そのままスタンバイ場所へ移動する。
あれ、そういや?
そんな当たり前のように言うことじゃなくない??
しっかりしてくれ、
他に聞いておいた方がいいことあるかなー?
なんて考えつつ、出番を待つ。
全員が同じく芸能人だと思っているようだ。
そりゃあそうだ。
一般人なんて滅多に出ない。
うわーマジでそろそろか、
深呼吸をして呼吸を整える。
緊張する…。
なんだ?
もうそろ出番だというのに引き止められる。
プシューなんて煙幕とともに目の前のカーテンが
自動で開き、
芸能人の巣窟へと放り出される。
そして明らかに怒りが漏れ出ている2人とご対面。
終わった…。
お久しぶりです。
活休中の書き溜め1個投げときますね🙌🏻
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。