第85話

Episode:84
943
2025/03/16 09:00 更新
昼下がり、城の中庭で俺はノアと2人で日光浴をしていた
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
ノア、日差しは強くないか?
ノア(ドラゴン)
ノア(ドラゴン)
ギュルル…
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
そうか、良かった
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…今日はお前にとっても俺にとっても大事な人に会うんだ
…確かこうしてちゃんと話すのは初めてだろうか
お互いずっと離れていたのだから上手く話せるか分からないな
??
…待たせたなトウヤ
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…!!
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
アキト…!!
シノノメ アキト
シノノメ アキト
アキトはスッと右手を上げ俺たちに微笑みかけた

そしてこちらへ向かってきて俺の隣の椅子に腰掛けた
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…こうして話すのはガキの頃以来か?
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
ああ、そうだな
シノノメ アキト
シノノメ アキト
……で、そっちに居るのが、、
シノノメ アキト
シノノメ アキト
あの時のドラゴンだな
ノア(ドラゴン)
ノア(ドラゴン)
…キュル…
ノアは俺の後ろからアキトを覗き込むようにして見ていた
シノノメ アキト
シノノメ アキト
んな警戒すんなって
取って食いやしねえよ
シノノメ アキト
シノノメ アキト
ほら、おいで
アキトは自分の膝をポンポンと叩きノアが来るよう促す
ノア(ドラゴン)
ノア(ドラゴン)
ノアは俺の方を見上げて不安そうな目をしていた
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…大丈夫だ、彼は悪い人ではない
ノア(ドラゴン)
ノア(ドラゴン)
…キュル
ノアはゆっくりとアキトの方へと近づき、膝の上にポスンと乗った
シノノメ アキト
シノノメ アキト
するとアキトはノアの背中を撫で始め、そのおかげでノアも警戒心が解けたのかまるで猫のように丸くなり寝転がってしまった
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…にしてもこいつこんなに小さかったか?
前に戦った時はトウヤが乗っても十分な大きさだった気がしたんだが
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
ああ、魔法で小さくしているんだ
常に大きいと目立つし場所も取るからな
シノノメ アキト
シノノメ アキト
なるほどな
ノア(ドラゴン)
ノア(ドラゴン)
キュルル…
ノアの顔を見るととても幸せそうな表情をしていた
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…良かったな、ノア…
シノノメ アキト
シノノメ アキト
ノア?
こいつの名前ノアっていうのか?
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…ッ!
しまった、つい名前を…!
シノノメ アキト
シノノメ アキト
何でノアなんだ?
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
そ、れは…
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…んだよ、勿体ぶらないで教えろって笑



アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…た…キトに……って
シノノメ アキト
シノノメ アキト
なんて?
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
またアキトに会えますようにと思って…!
シノノメ アキト
シノノメ アキト
……



アキトは何も言ってくれない、、

…引かれただろうか…?

そうだよな、人の名前を動物の名前に付けるなんて失礼だし気持ち悪いのかもな、、
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…アキt
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…そう、だったのか
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…はー、マジか、、
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…ッ
マズい、アキトを怒らせてしまったのか…?

俺は恐る恐るアキトの顔を見た
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
…アキト…?
シノノメ アキト
シノノメ アキト
…今こっち見んな…
なんとアキトは自分の顔を押さえ俺から顔を逸らしていた

だが耳が赤いのは隠し切れていなくて、その表情が照れているものだと顔を見なくても一瞬で分かった
アオヤギ トウヤ
アオヤギ トウヤ
どうして、照れているんだ…?
シノノメ アキト
シノノメ アキト

するとアキトは直ぐに元の姿勢に戻り、ゆっくりと口を開いた

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