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第71話

しりとりルール
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2025/12/31 14:57 更新
スレイヤー
勉強の皆さん。次のゲームの準備が出来ましたが、その前に仲間が死んだ人は処刑になります。

淡々としたスレイヤーの声が聞こえて来て、毒で苦しむ人の姿が見えた。
それに連なるようにして、無事な人たちの悲鳴が聞こえてくる。
篠宮 景悟
仲間の道連れって1番可哀想なパターンだなぁ……。

何事も無かった景悟がどこか他人事みたいにのんびりとした口調で、でも本当に可哀想と思っているようにも聞こえる声色で言う。

瑠香という子も、それに同意して小さく頷いた。

……この2人は、同じ学校の人たちのことをあまり信用していないのかもしれない。

じゃあ、僕はというと、純粋に信用しているとは言えなかった。

未来がある程度強いのは分かっている。
2回も破滅ゲームで生き残ったという事実がある上に、なんと言うか出ているオーラもその辺の中学生とは少し違う。

でも、そもそも信用するという以前に、未来の事をほとんど何も分かっていないから、素直に背中を預けられる存在ではないというか……。

そして、詩。
僕が信用しなくちゃいけないのは分かっているけど、このゲームにおいてはかなりの不安がある。
運動はできる方なのかもしれないけど、すごく才能があるという訳では無い。
何より、人を殺せる人間じゃないし、何人もの人が死ぬこの環境ではああいう優しすぎる精神が耐えられない。

もちろん信じてはいるけど、ずっと近くにいたからこそ現実が手に取るように分かる。


スレイヤー
では、各教室に入ってください。

スレイヤーの指示が聞こえてきて、一旦その思考を辞める。

教室に入ると、人数分の机が円状に並べられていた。

そして、黒板に付けられたスクリーンには『クラス対抗4字以上しりとり大会』と紫色の文字でシンプルに書かれている。
矢吹 瑠香
4文字以上か〜。
篠宮 景悟
楽しそうだね!

絶対に場違いな明るいトーンで喋る、頭のおかしそうな強者が2人。

他の人たちの反応は様々だ。

露骨にも嫌そうな顔をする人もいれば、嬉しそうな人もいるし、何が何だかよくわかっていなさそうな人もいる。
スレイヤー
ルールは簡単。クラス内で4文字以上の言葉だけでしりとりを行って、各クラスの文字数を競います。1番文字数が少ないクラスは全員死刑です。

至ってシンプルなルールだ。

5クラス中1クラスが全員死刑というのはかなりキツいけど、それ以外に人が死ぬことはないのだろうか。
だとしたら、破滅ゲームらしくない。

と思ったら、それを見透かしたようにスレイヤーが付け足した。
スレイヤー
注意点があります。まず、言えなくなった人は処刑。そして2回次の人を言えなくしたら、その人も処刑です。

A、B、Cという3人がその順番でしりとりをしていたとして、Bが言えなくなったら処刑。

Aの次の人はCになるけど、Cが言えなくなったら処刑で、更にAは2回次の人を脱落させているから殺されるということらしい。

ただ、これも上手くいけば死者は出ない。

始まる前にスレイヤーに直接言われた″代表者″が今のところ役割を果たしていないことも考えると、さらにルールがありそうだ。


皆様こんばんは!
作者の藍です。
2025年はほとんど更新できていませんでした。おそらく2026年もこれくらいマイペースに進むと思いますが、よろしくお願いします。
実は、第1章からちょくちょく内容を更新しておりまして、途中で書き方が変わったりしていますが、ご了承ください。

それでは、今年も1年お疲れ様でした!
良いお年をお迎えください〜!

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