第3話

暗い日曜日
46
2025/12/07 14:00 更新
エンタク
…なんだこの惨状
C
さぁ。
今日は12月7日。
そう、あのよくわかんない生意気な機械十露盤の誕生日を祝いに来たのだ。
普段ならば…
といい思いっきり喧嘩が始まるのだが。
エンタク
…インターホンでも壊れてるのか?
全然出てくる気配がない。
C
後日改めてくる?
エンタク
それもありかもしれないな。
そう思って後ろに振り返ろうとすると、
何か異質な雰囲気を纏っている少女を見かけた。
C
え、エンタク何を…
Cが止めに入ろうとしたが俺は思わず聞かずにはいられなかった。
勘と言う奴だろうか。
エンタク
十露盤をどこにやった?
トンデ・ミテ
…へぇ、それって。
やっぱり、こいつは何か知っている。
トンデ・ミテ
今日死んだ2000の事だよね。
ほら、ニュースになってる。
エンタク
なん…だと。
恋文2000
これってどういう…
X-DAY2000
…見て、わかりませんか。
十露盤さんが死んでいるんですよ。
そう、そこにあったのは十露盤…であったものである。
見るも無惨なくらいに木っ端微塵に破壊されていた。
恋文2000
いや…そ、十露盤は機械だから。
破壊されても作り直せば…
X-DAY2000
…無駄…なんです。
X-DAYはそう続けながら、破壊された十露盤の頭部部分からとあるものを取り出す。
X-DAY2000
メモリです…わかりますか?
粉々に砕かれて…
恋文2000
そ、それって…つまり…
X-DAY2000
…作り直しても…!
もうそれは私達の知る、十露盤さんじゃない…っ!
恋文2000
…っ
X-DAY2000
もしかすると…行方不明になった…
恋文2000
そ、それ以上は喋らないで。
得るのことは…。
エンタク
嘘だろ…
トンデ・ミテ
…頭部のメモリを砕かれて死んだみたい。
メモリが砕かれたから機械であっても復元は不可能…だって。
エンタク
…ん?
俺は今.この少女が喋ったことで違和感を覚えた。
十露盤がメモリを持っていて、それがどこにあるのか…を。
エンタク
…なんでお前が…
十露盤のメモリが頭部にあることを知っているんだ?
トンデ・ミテ
…ん?あぁ、別に喋ってもいいかなと思って。
察しのいい君なら気づいたんでしょう。十露盤を殺したのは誰かくらい。
エンタク
あぁ…お前が殺したんだな?十露盤を。
トンデ・ミテ
そ。じゃあね。
エンタク
おい待て!!
そういうが少女はいつの間にか消えてしまった。
エンタク
おいC、2000の奴にこのことを連絡するぞ…ってC?
Cは倒れていた。
…脈拍を図ってみると死んではおらず、単に気絶しているだけのようだった。
それに俺は安堵し、ひとまず安心した。
エンタク
あの奴…なんか…して…?
そうこうしているうちに、俺自身の視界も歪んできた…。
…そしてそれに抗うことも全くできずに…俺は眠るように意識を手放した。

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