「う〜ん」
一度捻った後、俺は一つの考えを思い浮かんだ。
「端末ってあります?ほら、連絡用の」
「あー!」
「それやん。ネットに繋がれば連絡が…」
「・・・」
一瞬の沈黙の後、ゾムさんが口を開く。
「電波悪すぎへん…?繋がらん…」
不満げな口から溢されたのは、やはり不満であった。
「…こっちも繋がらないんですけど」
「は〜あ??」
「ま、まあ、しゃあないっすよ」
と、その瞬間
「あれ?」
「ん?なんや、ショッピくん」
ふと、自分の目線を右に向けると
「…あんなところに階段なんてありましたっけ?」
黙りこくる2人に、まるで痺れを切らしたように爆発音が轟く。
は?とでも言いたそうな彼に一つの質問を投げかける。
「ゾムさんじゃないっすよね」
その質問に彼はこう返した。
「いやっ今の一瞬で爆発起こすのは無理やろ」
まあせやろな
___こうしてワイたちは爆発の元を探るため、階段の奥へ進んで行く…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。