「・・・・・・ん?」
『ドカン!!!』と、大きな爆発音が轟く。知らない部屋の天井。俺は横たわっている。俺は今眠っていて、今の爆発音で起きたのか?。
それにしても、俺はさっきまで外に居たはずだ。だが此処は室内だ。寝起きの頭を起こし、状況を確認する。
手に持つものは斧と煙草とスマホくらい
ほぼ手ぶらみたいな、そんな状態で謎の場所に飛ばされた。見渡すとここは病院の手術室のようだ。中央にある手術台で俺は寝かされていたのだろう。
辺りに禍々しい空気が漂う、悪霊的なものだろうか。どういう状況なのかは、正直意味わからんが、兎にも角にも、ゾムさんとかの仲間を見つけたい。嫌な予感がする。
ひとまず、体を起こして、部屋の外に出てみることにしよう_______。
「うん…まあそりゃそうか…」
暫く歩くと、診察室らしきところに出る。室内が手術室であることから、薄々察していたが、此処は病院らしい。清潔感溢れる普通の病院だが、やはり空気がおかしいわ人が居ないわで異質な雰囲気を漂わせている。辺りを見渡して、俺が見つけたのは出入り口であった。雰囲気と流れ的に開く気はしないが一応開けてみる。
俺はため息を吐く。やはり出入り口は開かない。なら、最終手段だ。
そう思い、俺は斧を振ろうとした。だが____。
「ショッピくん!?!?え、え、あー…落ち着き?」
背後からしたのは這い寄る脅威こと…ゾムさんであった。
俺は斧を下ろし、大きく息を吐く。
「っw」
「いまっ、今ショッピくん最終手段に走ろうとしてなかったwwwwwww?」
そんなに笑うことないじゃないかと言おうと思ったがそれを遮って話し始める。
「そのドア、何やっても多分開かへんで」
「俺ドアを爆弾で破壊しようとして失敗したもん。」
「さっきの爆発音、ゾムさんのだったんすね。」
「なんや、聞いてたんか」
先ほどは爆発音に慣れていたせいで普通に流してしまったが、冷静に考えてみれば爆発音がなるのはおかしい。知らない場所、先程まであった怪奇現象、そこからさっき霊退治の場にいたエミさんかゾムさんが居ることが予想できたか。それにしても、爆破したのなら床に損傷がないのはおかしいのではないかと言おうとしてが場を混乱させそうだから言わないでおこう。
「ショッピ」
「はい?」
神妙な面持ちでゾムさんが声を掛けてくる。
すぐさま俺も気持ちを切り替え応える。
「お前も飛ばされてきたんか?」
「えぇ、まあ」
「どこに居たん?」
「あっちにある手術室ですね。」
そう言いながら先程まで来た道を指差した。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。