「は、へ〜」
「って空気禍々し過ぎやろ待っておうち帰る!!!!!!!」
「つか埃臭い…誰が管理してんねん…」
辺りを見回しただけで血痕やら埃やら色々老朽化した場所やらが見える。
一階上がっただけで流石にこうはならんやろ…帰りてぇ…
そんなことを考えていると、道の曲がり角で誰かとぶつかった。
「あ〜」
ぶつかったのは、貞子やら八尺様みたいな非常に長い髪に、長身の女性であった。顔が引き攣り始める。
「えっっと、あのすんません僕、あの…さいなら!!!!!」
危険を察知して、即座に踵を返し、走ってこの場から去ることにした。
だが、
「ひ」
正面にその女性が立っていた。俺がさっきまで向いていた背後には、誰も居ない。
息が詰まりそうな空気の中、俺は完全に固まっていた。
そんなことをしている最中、彼女の背後に人影が現れる。
「はあ、誰です?この人?」
「ねえ、大先生」
不機嫌そうな顔で俺に問うのはエーミールだ。
女がエーミールの方に振り返る。
「エ、エーミール」
振り返った女を見ながら、エーミールは言う。
「うわぁ、例の爆弾ってどこのポケットに入れてましたっけ?」
「いやっ、え、知らんわ」
「あ、見つけた、大先生、ちょい離れて」
「は?!ちょっまっ」
その瞬間、女がエーミールを殴りかかろうとした。だが、
「軍人に真正面で戦って、勝てると思います?」
そう言った瞬間、辺りにとてつもない音と煙に包まれた。
追記
ここのパートが第二話のところに投稿されていました
すみませんでした












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。