第4話

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2024/05/29 20:35
魔王ミリムが来て数日後、私は朱菜を始めとした魔法で戦うもの、魔法を覚えたい者達を鍛えていた。
(なまえ)
あなた
まず、魔法を使える者はどれくらいの威力か見せて。
朱菜
朱菜
はい!
【天煌華】!!
やっぱり、この中で1番強いのは朱菜。
朱菜はセンスもあるし、少々厳しくしても大丈夫かな…?
(なまえ)
あなた
成る程ね、センスは良いわね。
あとは知識と技量。
太古の魔法から神聖魔法、原初の悪魔と始原の七天使の事…叩き込むわ。
次に本格的に修行に入るわ。
習ったことを実戦するの、わかった?
朱菜
朱菜
はい!
ゴブリン
はい!
ラピス
ラピス
キュー!
いっきに弟子が増えたわね。
鍛えがいがあるわ。
ある日、森で魔法の訓練をしていると、木の影から誰かが見てる。
(なまえ)
あなた
誰?
エレン
エレン
あ、えっと…勝手に見ててすみません…。
エルフの娘…?
この髪色と瞳の色…。
(なまえ)
あなた
貴女の名前はエリューンかしら?
エレン
エレン
え?!
何で、誰も知らないはず…。
(なまえ)
あなた
貴女のお父さんと知り合いなの。
貴女が生まれた時、魔法通話で5時間は娘の話をされたから覚えてるわよ。
エレン
エレン
パパがすみません!!
(なまえ)
あなた
エラルドに娘ねぇ…。
よく冒険者で来てるわね。
あの親バカなら国から出さないって言いそうなのに。
エレン
エレン
あはは…最初はそう言ってましたよ。
エルちゃんと説得と護衛をつけるって条件で冒険者になって良いって言われたんです。
(なまえ)
あなた
エルちゃん?
エルメシアの事?
エレン
エレン
エルちゃんも知ってるの?!
(なまえ)
あなた
勿論、エルメシアがエラルドを私の所においていったんだから。
エレン
エレン
そうなの?!
数百年前
(なまえ)
あなた
はぁ…。
何のようなの、エルメシア。
エルメシア
エルメシア
久しぶりに会えたのに酷いわね…。
(なまえ)
あなた
その首根っこ掴んだエルフを見たら嫌な予感しかしないからね。
エルメシア
エルメシア
この子はエラルド。
私の叔父だけど少しエルフにしては弱いのよ。
好きに鍛えて。
エラルド
エラルド
ちょ、天帝?!
この方は?!
エルメシア
エルメシア
私の友人で凄腕魔法使いよ。
鍛えてもらいなさいな!
エラルド
エラルド
え、いや、え…?
エルメシア
エルメシア
じゃあね〜!
エラルド
エラルド
ちょっと〜!!!
(なまえ)
あなた
ってことがあったのよ。
エレン
エレン
じゃあ、パパの師匠?!
(なまえ)
あなた
まぁ、そうなるわね。
エレン
エレン
パパが強いのは貴女に鍛えられたからなのね!
(なまえ)
あなた
あ、今エラルドに魔法通話できるかしら?
エレン
エレン
できるよ?
(なまえ)
あなた
あのバカ弟子私が魔法通話してもなんの返答もないのよ。
貴女の時以外話もしないし…。
エレン
エレン
うわぁ…。
任せてください!
エレンは水晶を取り出し、魔法通話を繋げた。
エレン
エレン
パパ、聞こえる?
エラルド
エラルド
『エレンちゃ〜ん、何かな〜?』
(なまえ)
あなた
うわぁ…貴方本当にエラルド?
親バカ加速してない?
エラルド
エラルド
『な?!
師匠?!
何故エレンちゃんと?!』
(なまえ)
あなた
偶々あったからお願いして通話を繋げてもらったのよ。
貴方、全く連絡もよこさないし、通話も出ないもの。
エラルド
エラルド
『いや…それは、えっと…。』
(なまえ)
あなた
さぁ、私が納得いく説明をして頂戴。
でなければ、次あった時鍛えなおすわよ?
エラルド
エラルド
『それだけはやめてください!!
私だってもう年ですよ?!』
(なまえ)
あなた
エルフの貴方が何言ってるの。
あなたの妹弟子のジェーンはちゃんと訓練もしてるみたいだし、私に顔出しもしたわよ?
兄弟子がそんなので大丈夫なの?
貴方、大公爵になったのでしょ?
何故言ってくれなかったの?
エラルド
エラルド
『え、えっと…すみませんでした!!!!!!!!』
エレン
エレン
うわっ!?
パパ土下座してる。
(なまえ)
あなた
次あった時、覚えておきなさいよ?
唯じゃすまさないわ。
エラルド
エラルド
『ヒィィィ…。』
(なまえ)
あなた
ラピスの遊び相手の後、1週間の訓練ね。
エラルド
エラルド
『ラピスの遊び相手の直後ですか?!
無理ですよ!!』
エルメシア
エルメシア
『エラルド、何騒いでるの?
ってあなたじゃない!
久しぶり。』
(なまえ)
あなた
あら、エルメシア。
久しぶり、元気?
エルメシア
エルメシア
『元気よ。
エラルドになんのようかしら?』
(なまえ)
あなた
そのバカ弟子が全く顔も出さないし連絡も無視するから鍛えなおすって話をしてたのよ。
エルメシア
エルメシア
『成る程ねぇ〜。
今度、そっちに行く機会があったらエラルドを向かわせるわね。』
(なまえ)
あなた
ありがとうエルメシア。
エルメシア
エルメシア
『別に良いわよ。
その代わりに、ルビーとダイヤモンドちょうだいね?』
(なまえ)
あなた
はいはい。
ラピスに運ばせるよ。
ラピス
ラピス
キュ!
エレン
エレン
こんなに小さな子が宝石運べるの?
(なまえ)
あなた
運べるのよ。
この子は龍だもの。
エラルド
エラルド
『エレンちゃん、ラピスに食べられちゃ駄目だよ!』
エレン
エレン
ラピスがそんな事すん訳ないじゃん。
馬鹿なの?
ラピス
ラピス
ギュー!!!
(なまえ)
あなた
ラピス怒っちゃったじゃない。
ていうか、ラピスの主食はラピスラズリとサファイアって知っているてるの?
エレン
エレン
宝石食べるの?!
ラピス
ラピス
キュ!
キュキュ?
ラピスがエレンに『君も食べる?』って感じでサファイアを差し出した。
エレン
エレン
あー…食べれないからいらないよ…。
ラピス
ラピス
キュ…。
ラピスはしょんぼりしてた。
(なまえ)
あなた
ラピス、これをエルメシアの所にお願い。
ラピス
ラピス
キュ!!
エレン
エレン
え?!
ドラゴン?!
(なまえ)
あなた
ラピスの本来の姿よ。
普段は小さくなって食べる量を調整してるの。
エレン
エレン
すごーい…。
ラピス
ラピス
キュキュキュー!!
ラピスは元気よくエルメシアのもとに飛んでいった。

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