第26話

決戦開始
287
2025/11/30 21:00 更新

*しぅくりぃむの語り*

皆さんお久しぶりです!
2週間ほどのおやすみを頂き、無事に戻ってくることができました!٩( ᐛ )و皆んなただいま!

26話に到達して漸く梅宮と兎耳山を戦わせる事ができました。まぁこれからまた分割していくんですけどね。

今回はまだ始まったとは言っても序盤で、単行本3巻までの内容で一旦話をぶつ切りにしてます。
へへ、単行本読みながら書くの楽しい。にい先生絵うま過ぎ、尊敬。大尊敬。

皆様のおかげで閲覧数が3000を突破いたしました!!
この間までまだ2000行ってなかったはずなのに…🙄
私がおらぬ間にこんな見てくださってるとは😳
皆さまいいね、お気に入り、フォローやコメントありがとうございます!これからも精進して参ります!!✨

それでは、今話も宜しくお願いします!٩( ᐛ )وイェア



楡井 秋彦
梅宮さん、勝てると思いますか…?
杉下 京太郎
あ゙ぁ?
楡井 秋彦
ひっ、だ、だって相手はあの獅子頭連の頭取ですから…!万が一なんてことがあれば…
あなた
深く考える必要はないよ、ただ信じて待ってればいい。桜は勝ったんだから


桜 遥
なぁ、鬼龍
あなた
ん?
桜 遥
アイツってどれくらい強いのか知ってるか?

 桜の言うアイツとは、十中八九梅宮のことだろう。
あなた
知ってる、一度全力でやったことがあるから
桜 遥
!、どうだった!?
柊 登馬
引き分けだ
桜 遥
柊 登馬
日が昇ってから沈むまで戦っても、決着がつかなかったんだ
あなた
……あんなの勝負にもならない

あの時柊の仲裁を無視して続けたとしても、負けるのはきっと私だった。

器も。拳の重さも。何もかもが違いすぎる。


 私は、梅宮には勝てない。

あなた
彼の強さは言葉じゃ表現できない。ただ、風鈴のてっぺんを名乗るだけの実力があるのは事実
桜 遥
……ソイツでも勝てねぇのかよ
あなた
柊のこと?柊が勝つことはないよ、ていうか2人とも戦おうともしない
あなた
そうだなぁ… 私が10人いて梅宮1人と戦うとしても、確実に梅宮が勝つ。唯一表現できるなら、それくらい

 技量も。経験も。私の方が上のはず、それでも梅宮には勝てない理由。
あなた
根性も、精神力も、心も、私は勝てなかった
桜 遥
…それって、喧嘩になんの、
あなた
関係ならある。どんな言葉にも惑わされずに自分や、仲間を信じて動ける人間なんて限られてる
あなた
桜は、会ったばかりの他人に背中を預けることができる…?
桜 遥
……
あなた
簡単には出来ないでしょ?たとえ仲がいい友人でも、どれだけ信用していても

 人間は単純な生き物だ。欲を持てば確証もない言葉に惑わされるし。思い込みで判断すれば挑むことはできなくなる。
 そんな感情や欲で意思や行動が揺らぐ可能性のある人間に背中を任せようなんて、強い人間ほど出来なくなるものだ。
あなた
でも梅宮にはそれができる、無条件に。自分でも理由を説明できないくらい"当たり前"のことだと思ってる

 初めて会って、初めて喧嘩して。なのにあの後街を荒らしに来た不良グループを私と柊と梅宮の3人で相手にしたとき、梅宮は裏を感じさせない笑顔で言った。


「背中は頼んだ!」と。

あなた
(勝てるわけがないよ、あんな化け物じみた相手に)


桜 遥
じゃあ、獅子頭連のアイツは?
あなた
余裕で勝てる。梅宮も、今の私も
桜 遥
!?
楡井 秋彦
な、何を根拠に…
あなた
雑魚でしょ、あんな無邪気に見せかけた邪気だらけの"空っぽ"の人間なんか
蘇枋 隼飛
空っぽ…?
あなた
アイツは梅宮にボコられて、どうして自分が頭取になれたのかを自覚するべきだ
あなた
何が大切かも分からない、仲間を傷つけることを厭わない、欲のままにしか生きれない。そんな猿以下の人間に負けるような男じゃないよ、梅宮は

 ま、すぐに分かるだろう。
あなた
……
桜 遥
?、おい、どこ行くんだよ
あなた
十亀のとこ
桜 遥
は、おい…!

 桜の声を無視して、私は蹲るように座り込んでいる十亀の隣に腰掛けた。


十亀 条
…なにぃ?
あなた
別に、特に理由はない
十亀 条
…その、
あなた
右腕のことなら、謝らなくていい。あとで兎耳山から謝ってもらうから
あなた
それにこれくらいの怪我、すぐ治る
十亀 条
……そっかぁ







兎耳山 丁子
やっと喧嘩できるね!
梅宮 一
……、一つ聞きたいんだが…さっきの喧嘩を見て、何も思わなかったのか?
兎耳山 丁子
え?なにが?
梅宮 一
そうか…残念だ


 ポタっ…



ザァァ…と、雨の音が聞こえてくる。


兎耳山 丁子
残念?なんで?

 ピカッと一瞬の雷が会場中を照らす。
兎耳山 丁子
ま、いいや。そんなことより梅ちゃんやっぱりズルいズルい!
兎耳山 丁子
ボウフウリンには強い子がいっぱいいる、ウチとは大違いだよ

 こちらを指差して、自分のチームと比べては残念そうに肩をすくめる。
兎耳山 丁子
みんなが弱いせいで、俺は自由になれない


兎耳山 丁子
楽しくない



チンピラ
なんだよ…それ…
チンピラ
兎耳山さんそんなこと思ってたのか…!?


十亀 条
……

 …もしかして。
あなた
言ってないの、本当のこと
十亀 条
……(コク)

 言葉を発さず、十亀は静かに頷く。
あなた
…そう

 何があったのか詳しいことは分からないけど、何が間違いだったのか少し分かった気がする。
あなた
(なーんか…やってる事がお互い様、って感じ)





兎耳山 丁子
俺が勝てば梅ちゃんも風鈴も、ぜーんぶ俺のもの!
梅宮 一
……
兎耳山 丁子
梅ちゃんより強いって証明できて、風鈴も手に入れられれば今度こそ俺は自由で誰よりも楽しくなれる

兎耳山 丁子
やっと…やっとだ…やっとこの退屈な毎日が終わる



兎耳山 丁子
さぁ梅ちゃん、俺に、よ、こ、せぇえ!!!

 俊敏な動きで、梅宮の右ストレートを躱し、小柄で身軽な身体を活かした動きで導かれるように梅宮の肩に乗っかる。
All
!?

 そのまま梅宮の顔面を殴る──その腕を掴み、梅宮は兎耳山を自身の肩から引き離すとステージに叩きつけようと振り落とす。

 …が、床に両手をつけた兎耳山は瞬時に体勢を立て直し梅宮を蹴り上げた。

蘇枋 隼飛
あんな無茶苦茶な動き、初めて見た…
桜 遥
……
蘇枋 隼飛
天然の化け物だね…
柊 登馬
そりゃあ「獅子頭連」史上最年少で頭取になった奴だからな





梅宮 一
なぁ兎耳山
兎耳山 丁子
なに?梅ちゃん!
梅宮 一
たられば言ってるうちは、しんどいままだぞ

 ──兎耳山…しんどかったな…。
兎耳山 丁子
だーかーらー、梅ちゃんの言ってることよくわかんない!!ってば!!

 兎耳山が梅宮に拳を突き出した刹那、兎耳山に向けられる明確な殺意と共に大きく振りかぶられた拳は掠りもしなかったはずなのに、兎耳山の鼻からは血が流れ出した。
梅宮 一
そうか…わからないか…
梅宮 一
そんなこともわからない奴に、俺は100%負けない


次回!お楽しみに!٩( ᐛ )و待ってて!


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