*しぅくりぃむの謝罪*
お待たせしまくって本当にごめんなさい!!!!!
「落書きぶち込み部屋」は捗っていたんですが、課題に追われ小説を書く時間がなくて…。
いや、言い訳です。
実際は内容を考えることができなくて安眠することしか頭になかっただけです。はい。すみません。
やっと、やっと今話で決戦を終わらせられる…(歓喜)
楽しかったよ、ありがとう。
しばらく書いてなかった所為か、語彙力低下してる気がする。それと案外序盤で書き方変わってるかも。
後半セリフが多いのは、ただ原作に忠実になった結果です。はしょっちゃダメなセリフが多すぎる。
ま、ここら辺でサボりやがったな?と思いながら見てくだされば…ははっ。(逃亡)
それでは今話もよろしくお願いします٩( ᐛ )وイェア
最後の決戦が始まってから、兎耳山の猛攻は止まることなく。その繰り出される攻撃全てが梅宮を狙い、逆に梅宮の攻撃は躱され続けた。
確かな違和感に誰もが気づき始めた頃、その違和感に疑問を抱いた兎耳山は立ち止まり、首を傾げた。
足を払い、それにより梅宮がバランスを崩したところを隙と見て顎めがけて拳を振り上げる。誰から見ても、その打撃はモロ入った。
今度こそ…いや、自分の拳は軽くなんかないとでも言うかのように兎耳山は口角を上げる。
しかし、梅宮が振り下ろした拳の方が、何十倍も重たかったようだ。
たった一発。それだけで簡単に兎耳山は床に顔面を強打した。
誰もがその光景に冷や汗をかいた。
相手は"あの"兎耳山だ。今までどれだけのチームが兎耳山の手で潰されてきたか分からない。
それを相手に、梅宮は怯まないどころか語りかけている。
また兎耳山が横から蹴りを入れる。
それを梅宮は余裕な表情で問いかける。
淡々と言い放たれたその言葉に、兎耳山は苦虫を噛み潰したような顔をして梅宮を鋭く睨みつける。
誰だって、そんなことを言われては堪忍袋の尾が切れると言うものだ。
ギリギリまで引いた拳が、兎耳山の顔面にヒットする。あんなもの一般人が食らえば鼻の骨が粉々になってしまうだろう。
それが鼻血で済んでしまうあたり、やはり兎耳山は化け物だ。
楡井が、引き寄せられるように目の前に広がる光景を息を呑みながら見つめる。
誰だってそうなる。初めて梅宮の戦いを目の当たりにしたのなら尚更。
梅宮の喧嘩は記憶に刻まれる。それは全てにおいて対話をするからだ。拳だけじゃなく、心で語り合う。
梅宮の喧嘩はそういう喧嘩だ。
兎耳山の言葉が、感情が、記憶が、どんどん曖昧になっていく。
何かに急かされているような、押しつぶされそうになっているような、潤っていた土から水が抜けてカラカラになったような、どうにもならない状態。
嗚呼、壊れる──
この空間全てに、兎耳山の叫びが響き渡る。
ぶちぶちと音を立てて引きちぎれる髪。諦めたような表情に、右目から溢れる涙。
制御が効かなくなった兎耳山の攻撃を、梅宮はただ受け止めるだけになってしまった。
奇声のような叫びをあげながら、無我夢中に拳を、脚を振り回す兎耳山に周りは息を呑み、誰かは恐怖を覚えた。
重苦しい空気と、ピリつくような緊張感が同時に存在するその状況で、遂に梅宮が蹴り飛ばされ床に転がる。
その上に跨って、絶え間なく殴打が浴びせられる。
"……信じてる"
自分が十亀と参加する前に、あなたが言ってくれた言葉を思い出し、桜はハッとする。
そして、ステージに向き直った。
もう我慢の限界だったんだろう。兎耳山は梅宮の言葉を止めるために、首に噛みついた。
ツーっと…噛みついた場所から血が流れ落ちる。
くしゃっと梅宮が兎耳山の頭を撫でる。
それを振り払い、また「知らない」と梅宮を殴り、飛び退いた。
仲間たちと会話する兎耳山の表情は、疲れを感じさせない笑顔で生き生きとしていた。
お互いが敵同士であり、先ほどまで拳を交えていたというのに。無邪気な笑顔で遠くから梅宮に手を振る兎耳山は、今とは大違いだ。
ゆっくりと立ち上がった梅宮の背は、やはり大きかった。
一歩、一歩、兎耳山の方へ歩み寄る梅宮に怯えたような表情をして、「来るな」と抵抗をする。
それでも梅宮は怯まない。
梅宮の手が伸ばされる。
目を強く瞑った兎耳山が感じたのは、温かさだった。
梅宮が最後にしたのは、まさかの頭突き。
気を失うほどの頭突きをくらい、兎耳山は倒れた。
──暫く時間が経った。
兎耳山が意識を浮上させたとき、視界に飛び込んできたのは今にも泣きそうな十亀の表情。
シィン…と静まり返るそこに、兎耳山の小さな呟きがこだまする。
辛そうに、十亀は顔を顰めては「ごめん」と謝る。
十亀の言葉の裏には、"あの日"の後悔が垣間見えていた。目標を見失い、自由を求め弱い仲間を捨てることを選んだ丁子を、本当は殴ってでも止めるべきだったんだと。立ち向かうべきだったと。
また、十亀の表情が苦しそうに歪んでいく。
何度も謝り、深く頭を下げる。
──でもいざなってみたら、
──こわかった…
今度は、丁子が悲しそうな表情をする。
諦めと、寂しさが残っているような表情だった。
それに気づかず、自由だと感じていたあの頃の自分を、自分で壊したと言う丁子に「ちがう」と伝えようとした十亀を、丁子は制す。
オレが、させてたんだよね。
ごめん、ごめんと何度も謝る姿が痛々しいとすら思えた。
ただ、梅宮のおかげで兎耳山が自分を取り戻せたというのは事実。
そう言った兎耳山は、梅宮に向き合うなり獅子頭連の証であるスカジャンを脱いだ。
兎耳山の意思を受け止め、兎耳山に続き十亀もスカジャンを脱ごうとしたが、それよりも梅宮が本当に嫌そうな顔をしてノーサンキューをしたことでその場が一瞬固まった。
…まぁ、そりゃそうだろうな。
解散!解散!と会場の全員に向かって手を叩く梅宮の口から放たれた、とんでも発言にあなたは折れてない方の手でこめかみを押さえる。
梅宮だから、という理由で片付けられてしまうことが非常に解せんが、獅子頭連の頭取と副頭取がそれを認めてた以上何も言うことはない。
こうして、獅子頭連"対"風鈴のタイマンは、ボウフウリンの全勝で幕を閉じた。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。