*しぅくりぃむの語り*
お待たせしてすみませぇん!!
2週間休みなく働いてた(?)せいで開くの忘れてました!
音楽聴いてる暇はあったのにね、ホント馬鹿すぎる。
今回はちょっと長いです。
ごめんなさいオリジナルぶっ込んでたら長くなりました。
いやぁ…推しが戦ってるところってなんで酷いことしててもキラキラ輝いて見えるんですかね。謎だ。
まぁそんなことはテストという絶望に塗り替えてとっとと忘れましょ、自分も勉強しねぇとちとマズいぞ☆
皆さん勉強(その他諸々)頑張って!では٩( ᐛ )وヨロシクゥ!
頭がおかしくなれば、四肢は正常に動かなくなる。
次第にクズの皮を剥ぐことのほうが多くなった。
それは獅子頭連の仲間を切り捨てること。
──お前ぇ…何がしてぇんだよ。
地面を強く踏み、宙を高く飛び足を振り下ろす。
パァン!!と桜の蹴りを喰らうほんの一瞬、十亀の脳内に"あの時"の出来事がフラッシュバックする。
間違いを押し通すと決めた、あの日のことが。
ヨロヨロと体をふらつかせながらも、十亀はまだ倒れない。
振り向きざまに、大きく振りかぶった拳が桜の左頬にぶつけられる。桜もそれを踏ん張りをきかせて耐え、流れ続ける血を拭った。
桜も十亀も、最初の頃と比べて見違えるほど成長した。それは動きだけでなく、心まで。
勝敗なんて関係なく、2人は何よりも、喧嘩を楽しんでいる。
高く飛び上がり、お互い同時に頬に蹴りを入れる。
碌な着地もできずステージに転がって、2人は子供のように笑う。
正真正銘、最後の一撃。
それを喰らったのは、十亀だった。
十亀も薄々気づいていたのだろう、自分が犯した過ちを。自分を押し通せなかったことを気づかせてくれた、その大切さを教えてくれた桜への感謝の表れか、十亀は自ら桜の拳を受け、白旗をあげた。
この状況、本人は納得出来ないだろうな…。
ぴょんっ、と軽やかにステージに上がってきた兎耳山は、十亀が負けたことなど気にも止めずに桜に駆け寄る。
ゆっくりと痛む体に鞭を打ち起き上がる十亀の声など聞こえないとでもいうかのように見向きもせず、兎耳山は座席に座る梅宮に話しかけ続ける。
…ヤバい──!
十亀が兎耳山に手を伸ばした瞬間、容赦なく十亀に向けて兎耳山が蹴りを入れる。
──はずだったが、その蹴りを間一髪で受け止めたのはあなただった。
ミシッ、と咄嗟のことで衝撃を受け流せず、モロに受けた右腕の骨が嫌な音を鳴らした。
きっと当たりどころが悪かったため、骨にヒビが入ったのだろう。
咄嗟のことだったとはいえ、あなたの骨にヒビを入れるくらいの威力だ。それを、仲間に向けた。
なにが悪いことなのかも分かっていない兎耳山の胸ぐらを掴み、桜は怒りのままに拳を振おうとする。
その拳が振るわれる前に、梅宮がその腕を止める。
止めた桜の腕に、より強い力がこもる。
十亀がステージを降りたのを見て、桜もやっと冷静を取り戻したのか舌打ちをしながらも掴んでいた兎耳山の胸ぐらから手を離した。
分かってる、言わんとしてることは。
十亀が蹴られるほんの一瞬、兎耳山から仲間に向けるべきじゃない声が聞こえたから。
(消えろ)
あれは、絶対に誰にも伝えるべきじゃない。
十亀には尚更。それがたとえ言葉でなくても。
仲間を切り捨てるのも、傷つけるのも、上に立つものとして許されざる行為だ。
もしそんなことを言って仕舞えば…想像するだけでも恐ろしい。ことは相手には口が滑っても怪我を軽んじる発言はしない、できない。
私の応援らしくもない応援なんて、誰にも重要性ないだろ。もしあるならどこにそんなものがあるのか教えて欲しいくらいだ。
梅宮が負ければ、ボウフウリンは獅子頭連の配下に加わる。そして梅宮に勝てば兎耳山とタイマンすると約束してしまったあなたは、右腕が折れた状態でタイマンしなければならなくなる。
それだけでなく、あなたが相手をした明石率いるクズどもに負けた時の条件「獅子頭連に飼われる」が確定になってしまう。
ボウフウリンのシマも獅子頭連のものとなり、街を荒らす不良たちが増えていくはず。
あなたの負担を減らすためにも、そして街のためにも、梅宮には負けてもらっては困るのだ。
そのためには勝敗を見届けないと、このオリからは出られないんだけど。まずこっちが勝たない限り出られることもないが。
少し顔を赤らめた桜が、ふんっ、と照れ隠しに顔を背けた。そんな彼らの様子を見終えた梅宮は兎耳山の方を振り返る。
十亀は変わった、桜のおかげで。
でも兎耳山は……十亀が守りたいものがどうなるか、正直私にも分からない。
鬼が出るか蛇が出るか、この後のことは誰にも予想もつかないことだ。
チラッとコチラを見た梅宮と偶然にも目が合う。
"あの時"と同じ笑顔を向けたと思えば、今度は真剣な表情で兎耳山に向き直る。
「任せろ」ねぇ…。
小さく呟いたあなたの口角が、ほんの少しだけ上がっていることに、誰一人として気づくことはなかった。
次回、お楽しみに!٩( ᐛ )وイェア










編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。