お母さん使い回しますごめんなさい…
〜黒尾side〜
家を飛び出し、中央線に飛び乗る。
景色が流れていくのを車窓から見る。
朝、研磨と話したことを思い出す。
俺だってやる時はやるぞ〜?
…待ってろよ、あなた。
年賀状の住所を見せる
あるアパートの前に到着
家のベルを鳴らす
二人が部屋に入る
ここからあなたさん視点
次の瞬間、クロに床に押し倒されていた
クロから視線を逸らす。
確かに鼓動はいつもより早い。
でも、クロだよ…?
トサカだよ?
心臓が跳ねた。
クロ、なの?
クロじゃないみたい。
まるで少女マンガに出てくる俺様男子のようで
今度は呼吸が止まった。
内臓がさっきから忙しい。
辺りはしんとしている。
それはそのはず
今うちにいるのはクロと私の二人だけ。
妙な静寂に包まれる。
次の瞬間。
クロの顔がこちらに近ずいてくる。
反射的に目をつぶる。
おそるおそる目を開けるとクロが横でへたり混んでいた。
2人は何事も無かったように秋刀魚をたべ始める。
ドアを閉める
なん、だったの、今の
くろ、だよね?
……好きって、言われた?
あぁもう、恋って難しい…
〜黒尾side〜
その日の夜
あなたとのLINEを見せる
はいー!今日は長かった!
告白1番手は黒尾くんでしたねー
ちょっと恋すると俺様になっちゃう黒尾くんを描きたかったので捏造多めです…キャラ崩壊すごい気がする…
今回はスガさんとも話したので、略奪組が頑張りましたねー
次は、ようやく!高校です!
ノヤさん!初登場!
乞うご期待!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。