俺が✘にたいと初めて思ったのはあの日からだった。
俺は事情があり、俺は看守をやめたんだ。もうなんだか嫌になってしまった。
何故かって?周りの看守からいじめを受けて居たからだ。俺はただ周りの為に役立ちたかっただけだったがみんなにはそれが届いていなかったらしい。
スティーブにもステイサムさんにも全員には、
俺の努力は報われずに終わってしまった。
「努力だと?何がだもっと頑張れるだろ」
「さっさと動け!それでも看守長か!」
「あの人、看守長なのに全然だよね、w」
俺は、、お前らよりも、倍頑張ってるはずだろうが、、だが、謝ってばかりで居た。
言い返すなんて面倒なことだと思っていたからだ。
スティーブも俺を避けるようになって行った。
それに連れて、他の看守達も…。
すみません、気をつけます。
すみません、
すみませんすみません
謝るばかりじゃありゃしない。
何が看守長だ、それなら俺が自らやめてやるよ。
散々嘆いて嘆いて嘆いて…でも信じる奴は一切出てこず、耐えられないまま看守をやめた。
せっかく、わざと笑おうとして、笑顔を作ろうとしても、ダメダメだった。
くしゃくしゃになった頭を掻きながら考えて考えて考えて、でも全く思いつかなくて十四時くらいまでだったか。
目がぼやけていた。
あの日を思い出す事に舌打ちを打ち、真っ暗な部屋に1人ポツンと座っていた。
そして、始まった。
" 俺 の 最 終 演 目 "
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。