*8*
あなた「、、、あっくん戻って来ないかも…」
小瀧「え?」
ボソッと呟いた声に、耳を傾けてくれる小瀧君。
あなた「あの子、本命渡すと思うから…」
小瀧「だとしても受け取らんよ、大丈夫だから!」
そう言って、涙を拭う私の背中をさすってくれた。
ガタッ!
物音がして、私と小瀧君は顔を上げた。
桐山「あ〜…そういう事なら、もう俺は用済みよな?!」
そう言いながら、後ずさりする あっくんの異変に、私達は すぐ気付いた。
小瀧「ちょ、それ…」
小瀧君が指した先。
あっくんの手には、、、
桐山「あ〜これ?、、本命やて。」
小瀧「はぁ??お前、受け取ったんか?」
桐山「お、おん…」
小瀧「っ、どういう事か分かっとんのか??」
桐山「…そう、いう事に…なるわな…?」
私の膝に置かれた紙袋。
意味なかった。
ゴメンね…












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。