決戦の日、何時もの廃工場で。なんて、慣れたものだ。
今回の任務は、ある会社の情報収集、そして組織の壊滅。ある会社は組織が経営しており、表では児童養護施設の経営、裏では麻薬の売買や銃等の取引を行っているらしい。
しかも隠すのが下手なので、芋づる式にバレると面倒だからという依頼だった。
私は少し裏の任務になると、人格が変わると言われる。
さらに、多分暗殺者の部分なのだろう、夜目も効くようになる。
__さあ、任務開始だ。
任務開始から体感1時間。
施設内にいた人々は全員蹴散らし、後は情報を抜くだけ。
もう危険は無いはずなのに、この焦燥感は何だろうか。
「「「バンッッッ!!!」」」
多分、いつもなら生け捕りにして帰るだけの技量は十分あると自負しているが、生憎PCがあるし、相手も殺しのプロである為、ほぼ無理だろう。
__さすれば、導き出せる結論は一つだけだった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。