ジリリリリ
朝起きるのが苦手な私は覚醒するまで少し時間がかかる。
今日は何か予定があったかな、と寝ぼけ眼で手帳を見る。
すると、『8:00から仕事!初出勤!』の文字が。
重くなる体を動かしながら朝食やら弁当やらを
簡単に作る。
あらかじめ、面接などの下準備は去年の夏、
泊まりでこっちに来た時に済ませておいた。
広告代理店の会社で、デザイナーの知識があると言うことで、
企画・制作部の一員として働かせてくれるようだ。
家からの近さとの関係もあり、入りたいと思っていた会社なのでとても嬉しい。
あとは、地元の洋服の○山で買ったスーツに
父から就職祝いとしてもらったネクタイをつけて…
電気、火元、水道、戸締りを確認し、家を出る。
これからの社会人ライフにドキドキしながらもバス停へと向かう。
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緊張しつつも企画・制作部署へと足を進める















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!